誰がために鐘が鳴る 2022/9/8 By Leave a Comment 3分の2くらいで断念。 見終えられない映画ではないです。ちょっと長くて真夜中になったのと、その後の期待値を考えてやめておいた。 戦争もの。と言っても、その一端として橋梁爆破を請け負った男のストーリーで、作戦が思うように進まないことや、それぞれに思惑があってそれがバカバカしくもないことなど、人間ドラマとしてのリアリティや厚みは十分。 しかし、主人公ゲーリー・クーパーとヒロイン、イングリット・バーグマンとの恋にはだいぶ無理もあるし、何よりも古い分全体にもっさりしている。 ちょっと前なら1943年にこれほどの人間描写ができていたのか、と感心して(最後まで見て)いただろうが、この前後の映画のそういう面が優れているのを散々見てきた今は、特段に驚くこともないかな、と言ったところ。いやしかし、改めて、映画はいろいろと進歩してきているが、人間の描き方はたいして進歩していないと思う。それは多分文学自体がそうなのであろうとも。48点
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