おおかみこどもの雨と雪 2022/11/22 By Leave a Comment 細田守監督作品。 子供と一緒に観られる作品ということ。ウチは小学2年生の風亜、年中さんの双子ヒカリ・礼以ともアニメ好き(風亜は中毒くらい)だし、家族全員で鑑賞してみたが、これが色々と大変で(笑) 大学生の花が好きになった相手は、オオカミと人間の混血した狼男だった。 性描写はほぼ皆無なのだが、それでも二人が朝、裸でベッドから起きてくる場面に親たち冷や冷や。礼以が「どうして裸なの?」 二人の子供、女の子の雪と男の子の雨を相次いで授かるも、父親が事故で死ぬ。 そして、子供達は、オオカミと人間の両方の性質を受け継いでいた。 二人を育てるのに憔悴した花はド田舎の古家への引っ越しを決意。 活発な雪は、しょっちゅうオオカミに姿を変えて(そもそも花と住んでいるので人間ベースなのであり、オオカミに「戻る」でもいいのだが)外へ出る。対して、内向的な雨は母に引っ付いている時間が多かったが、それでも雪の積もったある日、二人はオオカミの姿で思い切り野を駆け回るのだった。 夕方の限られた時間なので2日間に分けて鑑賞。ここで前半と区切ったが、結構感動していた僕に対し、娘たちの反応は、ワオーッ!と遠吠えして四つんばで走る回るだけ。次女のヒカリなど、ほとんど獣に返っていた。娘というより狼? 自給自足を中心とした生活を試みるうち、(だいぶ離れた)周りの人との付き合いも始まり、ついに雪が小学校に通い始める。 オオカミ人間であることを隠してうまく立ち回る雪に対し、ある事件をきっかけに大きく性質を変えていく雨。それぞれが、自分の道を歩み始めたのだ。 後半には、姉と弟がオオカミの姿で喧嘩する場面があり、幼少時に圧倒的だった優位が崩れ、途中から逃げ惑う雪を雨が追撃する。 ウチの娘たちは怖がって毛布を被り、ぎゃんぎゃんと泣き叫んでいたが、よく見ると、その毛布の中に妻も逃げ込んでいた。 ひとことで言えば成長&子育ての話。彼らがオオカミとのハーフ(?)であることはもちろん寓意なので、それぞれの性質をできるだけ解放させながら成長しましょう&子育てしてあげましょう、ということになろう。 観終わって娘たちを風呂に入れながら、「映画どうだった?」と聞いてみる。ちょっと寝坊すると学校に行かないとか言い出す風亜に、「人間だから人間なのじゃない。学校で色々と学んでサルから人間になるということだよ」と説教すると、「わたしはサルのほうがいいも~ん。毎日木に登ってウッキッキ~!それよりさあ、お風呂あがったら(アニメ)何観る?」だって。 「それよりさあ」はないでしょ! 80点
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