昨日の日本シリーズ、ソフトバンク・ホークスが阪神タイガースに勝ち、通算4勝1敗で日本一を決めた試合で、敗れた阪神ファンが、球場にメガホンやごみを捨てまくった写真が、ネット上の話題となっている。
確かに幕切れの後味が悪かった。
1-0とリードされて迎えた9回表の攻撃で、3四球による棚ぼたのチャンスが舞い込む。1アウト満塁でバッターは西岡。だが、結果は最悪のピッチャー・ゴロで、本塁ホースアウトのあとキャッチャーの細川がゲッツーを取るべく1塁へ送球する。ところが、打者走者西岡の背中にボールが当たってしまいボールは転々。なんとエラーで半身が土壇場に追いついたかに見えた。
球場騒然となる中、しかしここで審判が西岡による守備妨害を宣告。結果、得点はもちろん取り消され、試合終了。和田監督抗議の中、ソフトバンク日本一の瞬間と場面が一変したのだ。
確かに物も投げたくなるわなw
馬券が舞うのと同じような場面。やっとれんわ、と。
話を少し戻して西岡の走塁妨害。
彼自身は「左打者は打った後でまず内側(フェアゾーン側)に入って走り出す。徐々に外に出て行ったのであり、わざと出来ることではない」と弁明しているが、これは絶対に嘘だ! 映像で見ればすぐにわかるが、このように内側を走っている選手が、一塁ベース手前で外側に抜けていくような映像を一度も見たことがない。それこそ、こういう場面は万回と見てきての話だ。彼は間違いなく不自然な位置を走っていた。最後に外にそれたのは、このまま走り抜けると一塁手に激突するので、それを避けたに他ならない。
奈良県出身ながら大阪桐蔭高校卒で「地元選手」のひとりとされる西岡。彼もまた「やっちまった大阪人」の一人と言えるだろう。「野球人としてギリギリのプレーをした。危険なスライディングもメジャーではセーフ。あれが妨害かは意見も分かれよう」くらいのことをぶち上げることはできなかったか。
それはともかく、このように阪神タイガースファン、大阪人気質がネットで鼻つまみを受ける姿は、嫌韓、嫌中の書き込みが炎上している様相とも似ている。
そこでの大阪人のイメージは「がめつい」「あつかましい」「怖い」「下品」などだ。
確かに、先日判明した、犯罪日本一の汚名を返上するために、警察上部が、犯罪件数を減じて報告するように指示していた話など、同じ関西人として僕もウンザリした。
しかし、大阪人には、それ以外にも「明るく元気」「タフ」そして「おもろい」などの好印象もある。
それはやっぱり素晴らしい気質であるし、「おもろい」ことなんて無上の価値であろう、と僕には思えてしまうが、それも関西人ゆえか。
次回は、大阪人のいい方の話をしたいと思います。
大阪人ならでは、の能力を持った作家さんのお話ね。
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