故中島らも氏の著作を数冊読みました。
変人中の変人、天才中の天才ですね
らも氏は、1952年兵庫県尼崎市で開業歯科医の次男として生まれる。
名門灘中学に8位の成績で入学。しかし、灘高卒業までに、飲酒やドラッグ、ロックや深夜ラジオ、貸し本、バンド活動、スナックで弾き語りバイト、漫画投稿などに没頭して成績急降下。大学受験に失敗し、1年間のフーテン生活の後大阪芸大に入学。在学時に結婚。翌年父親となる。
叔父のコネで印刷会社に就職、何でもこなす優秀さだったが5年で退社。再びフーテン生活に戻る。
サラリーマン時代に建てた一戸建ては、自称ミュージシャン、フーテン、山師、不良外国人の常宿となり、ドラッグや酒を飲みながら与太話やギター、果てには夫婦で居候たちと性交渉をして過ごし(
しかし、コピーライターとして頭角を現しだし、ドロドロの生活からもどうやら脱却。1984年から朝日新聞で有名な『明るい悩み相談室』連載を始める。
1987年、フリーとなって作家活動を本格化。戯曲、エッセイ、小説、落語、バラエティ番組の脚本を書き、劇団を結成すれば脚本家兼役者、バンドを作ればボーカル兼ギターとまさに大車輪の活躍を見せる
しかし、生涯の宿痾とも言うべきアル中はその間に進行、また大麻開放を主張し、2003年には大麻取締法違反で逮捕。公判中に大麻開放論を展開して懲役10ヶ月の判決を受けたが、獄中体験記を『牢屋で痩せるダイエット』という名で出版、手錠姿でサイン会を開いた。
2004年、飛び入りライブの後痛飲した帰りに会談から転落して脳挫傷。意識が戻らないまま事前の本人の希望に基づき人工呼吸器を停止。享年52歳であった。
(ウィキペディアから抜粋。一部加筆)
僕が読んだのは、『明るい悩み相談室』『僕が踏んだ町と僕に踏まれた町』『今夜、すべてのバーで』『ガダラの豚』ですが、前2者のエッセーは、まとめて読むには退屈でパラパラと、後2者の小説は楽しく読了致しました。
『今夜・・・』は、アル中での治療入院からの復帰を描いた体験小説ですが、ストーリー以上に、その赤裸々な姿勢に打たれてしまいました。
そのせいか読んでいる間ものすごく和むのです(70点
そして、最高にはまったのが『ガダルの豚』(80点
文庫で3冊の長編ですが、前半に超能力者をあの手この手でネタばらし・否定しておいて、後半は超能力対決をするというむちゃくちゃさは、まさに“どないやねん!”
第3巻でのドタバタがもう少しありがちでなければ85点~90点付けてもいい感じでしたね。
とにかくおもしろかった
そして、今回のテーマ=「生き方」ですが・・・
僕は、少なくとも部分部分でものすごく肯定し、あるいは憧れてしまいます。
憧れてしまう部分のひとつは、そのピュアさ、思い切りの良さです
固めのインテリ家庭で成績至上に育てられ本人もインテリの階段を順調に上っていっていたところまでは僕と概ね一緒(うちはまずまずの伸び伸び具合でしたが)。
中高生で疑問に思い出すところまでも同じようなものなのですが、その後の彼の度胸がすごい
最近の子が、小さな夢を持ちながら転職を繰り返したりするのと大違いの“ピュアさ”だと思うな。リスク覚悟の自由なんですよ。
まあ、僕も遅ればせながら25歳でインテリに見切りを付けて、その後美容の世界に進むわけですが・・・
次にドラッグに対する彼のスタンスに基本的に賛同します。
最近になって知れば知るほど、タバコよりもよほど大麻を開放すべきだと思うし、ドラッグの使用は個々人が選択すべきだと思う。といっても、選択後、僕の場合はほとんど「しません」が。
でも、大麻みたいに常習性も無くさして害もないものが気持ちよいのなら、そりゃやってみたいわな。
人間は「ナルシズムや無敵感に浸れる時間を多く持ったもの勝ち」だと思うもの。
彼の場合は、成功して作品を残すことももちろんできたわけだけれど、それと同時に自分の生き方自体が「作品」であったと思うのです。
破滅型、赤裸々型の人間の生き様を体現しきった。
著作等の作品同様、そのこともまた天才の業であったと思え、大きな憧れを抱きます。
ちょっぴり破滅型、そして大いに赤裸々型の人間である僕としては・・・
マンモス says
大麻が合法だった国で過ごした経験から
大麻がコカインへヘロインに比べて、よっぽど
ましなものだという認識も
常習性がなく
健康にもいい?(これはマジ?って思うけどね)というのを周囲がよく言ってました。
ロックフェスティバルというのが毎年夏にあって
そこで、みんな大麻で
超ハイになってました
私の場合も、自分はすることはないですが・・・・
でも、アメリカンスクールだったので、学校では厳しく禁止。見つかったら、すぐにキックアウトでしたよ。
この方の生き方、遠くから見ているから
いいのであって、
家族、特に父親だったりしたら
ものすごく嫌悪感を持ってしまうと思いました
マンモス says
大麻が合法だった国で過ごした経験から
大麻がコカインへヘロインに比べて、よっぽど
ましなものだという認識も
常習性がなく
健康にもいい?(これはマジ?って思うけどね)というのを周囲がよく言ってました。
ロックフェスティバルというのが毎年夏にあって
そこで、みんな大麻で
超ハイになってました
私の場合も、自分はすることはないですが・・・・
でも、アメリカンスクールだったので、学校では厳しく禁止。見つかったら、すぐにキックアウトでしたよ。
この方の生き方、遠くから見ているから
いいのであって、
家族、特に父親だったりしたら
ものすごく嫌悪感を持ってしまうと思いました
マンモス says
大麻が合法だった国で過ごした経験から
大麻がコカインへヘロインに比べて、よっぽど
ましなものだという認識も
常習性がなく
健康にもいい?(これはマジ?って思うけどね)というのを周囲がよく言ってました。
ロックフェスティバルというのが毎年夏にあって
そこで、みんな大麻で
超ハイになってました
私の場合も、自分はすることはないですが・・・・
でも、アメリカンスクールだったので、学校では厳しく禁止。見つかったら、すぐにキックアウトでしたよ。
この方の生き方、遠くから見ているから
いいのであって、
家族、特に父親だったりしたら
ものすごく嫌悪感を持ってしまうと思いました
タクミ says
ロックフェスティバルでハイ・・・
いいですねぇ。
僕も若かりし日にディスコやコンパでむちゃくちゃハイになった経験が何度もありますが、あれは人生における有効な時間のすごし方の部類に間違いなく入る。
そういうのを得やすいのであれば・・・とは誰でも思うでしょうな。
僕もらもさんが親だったら少年期には耐えられたかどうか?
でも、間違いなく大人になってからは肯定できると思います。
うちの父も、次元は違うけど基本自分勝手のマイペースで、子供の時はウザくも感じたけど今では大好きです。
男性そのものを体現していたと感じるからだと思う。
タクミ says
ロックフェスティバルでハイ・・・
いいですねぇ。
僕も若かりし日にディスコやコンパでむちゃくちゃハイになった経験が何度もありますが、あれは人生における有効な時間のすごし方の部類に間違いなく入る。
そういうのを得やすいのであれば・・・とは誰でも思うでしょうな。
僕もらもさんが親だったら少年期には耐えられたかどうか?
でも、間違いなく大人になってからは肯定できると思います。
うちの父も、次元は違うけど基本自分勝手のマイペースで、子供の時はウザくも感じたけど今では大好きです。
男性そのものを体現していたと感じるからだと思う。
タクミ says
ロックフェスティバルでハイ・・・
いいですねぇ。
僕も若かりし日にディスコやコンパでむちゃくちゃハイになった経験が何度もありますが、あれは人生における有効な時間のすごし方の部類に間違いなく入る。
そういうのを得やすいのであれば・・・とは誰でも思うでしょうな。
僕もらもさんが親だったら少年期には耐えられたかどうか?
でも、間違いなく大人になってからは肯定できると思います。
うちの父も、次元は違うけど基本自分勝手のマイペースで、子供の時はウザくも感じたけど今では大好きです。
男性そのものを体現していたと感じるからだと思う。
timo says
らもさん、私も好きです。
むか~し昔、この人の出演する番組は必ず観てました。
ダウンタウンのまっちゃんに似てて、でも更に上をいく変人、天才だと思います!
こういうタイプの人の奥さんはすごいですね。
例えば先日亡くなられた横山やすしさんの奥さんや、勝新さんの奥さん(玉緒さん)、もしかして奥さんの方がもっと破滅型なのかも?
timo says
らもさん、私も好きです。
むか~し昔、この人の出演する番組は必ず観てました。
ダウンタウンのまっちゃんに似てて、でも更に上をいく変人、天才だと思います!
こういうタイプの人の奥さんはすごいですね。
例えば先日亡くなられた横山やすしさんの奥さんや、勝新さんの奥さん(玉緒さん)、もしかして奥さんの方がもっと破滅型なのかも?
timo says
らもさん、私も好きです。
むか~し昔、この人の出演する番組は必ず観てました。
ダウンタウンのまっちゃんに似てて、でも更に上をいく変人、天才だと思います!
こういうタイプの人の奥さんはすごいですね。
例えば先日亡くなられた横山やすしさんの奥さんや、勝新さんの奥さん(玉緒さん)、もしかして奥さんの方がもっと破滅型なのかも?
タクミ says
確かにそういう人の奥さんで「続く」人は独特苦痛じゃないのだと思います。
サウスバウンドのお母さんみたいにね
僕なんかも、安定をかなり尊ぶような方からは愛されないです。
僕よりはマシでも、危ない橋を渡りたがるタイプに好かれる
あっ!
僕の京大の友人で、本人は超破滅的だから、相手に安定感あるやつを選ぶ女の子がいました。
人としては彼を軽んじながら、でも「私にはあの人が必要」と言い切ってたなぁ
タクミ says
確かにそういう人の奥さんで「続く」人は独特苦痛じゃないのだと思います。
サウスバウンドのお母さんみたいにね
僕なんかも、安定をかなり尊ぶような方からは愛されないです。
僕よりはマシでも、危ない橋を渡りたがるタイプに好かれる
あっ!
僕の京大の友人で、本人は超破滅的だから、相手に安定感あるやつを選ぶ女の子がいました。
人としては彼を軽んじながら、でも「私にはあの人が必要」と言い切ってたなぁ
タクミ says
確かにそういう人の奥さんで「続く」人は独特苦痛じゃないのだと思います。
サウスバウンドのお母さんみたいにね
僕なんかも、安定をかなり尊ぶような方からは愛されないです。
僕よりはマシでも、危ない橋を渡りたがるタイプに好かれる
あっ!
僕の京大の友人で、本人は超破滅的だから、相手に安定感あるやつを選ぶ女の子がいました。
人としては彼を軽んじながら、でも「私にはあの人が必要」と言い切ってたなぁ