最初に断っておきますけど、≪照明編≫以外に特に続編ないです(笑)
かなり多くの人が、自撮りには、それぞれコツを持っていると思います。
そのうえを行こうなどと大それたことは思ってません。
あっ、それから、僕の出るEテレの番組で、自撮りの話が出るので取り上げる話題なのですが、その時に紹介される内容とはまた違うので、こうやってオンエア前に言えることでもあります。
僕の切り口は、あくまでもカメラマンが照明を考える時はこうやってるので(僕はそう頭の中にまとめているので)、参考にしたらどうですか、というものです。ではまいりますね。
一番普通の発想が、光を前方から受けて撮る、というものですが、これは、特に今回の番組のターゲット視聴者の年齢だと、かなり危険です。
なぜなら、シワとかタルミとか嫌なものが写りこみやすいから。
でもま、これを正面突破する方法もあります。つまり上下左右ともに光を真正面から浴び、影の部分にも直接光を受けちゃう。
一応クマは消えてますね。アプリなんかで顔を明るくするのも、基本この発想です。それから、ここでは、カメラを触って、ちょっと明るく撮ってみました。しかし、この方法は、シワは消えているものの、なんとも肌は疲れて見える、という現象が起こりがちです。
次に、斜めに光を当てて、劇画のように影を作る方法。
ま、男性向きですかね。
濃い、かっこいい系の大人の女性にもいいとは思うけれど。
そして、ここからが、本論です。
年齢とともにできる嫌な影。これを消すには、上の「明るく、明るくして消す」よりも、「影にする=鈍い反射光しかその部分に当たらないようにする」ほうがよっぽどいいですよ、というもの。
つまり、基本照明から背を向けて、いわゆる逆光気味に立ちます。前の方にも白いものがあったりして、反射光があることも大事です。すると、あら不思議、嫌な影が目立たなくなってしまいます。
・・・が、しかし! それだけでは寂しい絵になってしまうので、斜め後ろからの光を受け少しハイライト部分を作ります。
作例のひとつ目は、ハイライトをちょっと深くして、鼻にコツンと光を当てる方法。これも仕事でよくやります。
ふたつ目が、ハイライト部分をほんの少しにする方法です。ハリウッド映画のアクセントライトの鉄板ですね。
そして最後、ちょっと女性の撮影を意識して、笑顔も作って、この方法で撮ってみました。
僕もクマきつい方なので、強い光を前から浴びるとかなりやばい。いや、と言っても、僕は顔濃いので、めちゃ笑顔にさえすれば、前からの光にも対応できますけど、でも笑顔以外ではアウトです。
なので、逆光気味にして、顔側が影になるようにし、「演出」のために、頬や鼻にハイライトを入れます。
以上。ポーズも、背景もな~んも触れていない自撮り講座でしたが、少しでもお役に立てれば幸いです。では!
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