ここでは文書回答のほうを取り上げます。
やはり、超強気・大上段からなのと、ほどんどまともに答えていないことに驚かされます。
もちろん、はぐらかしのような答えが入るのは当然予想していたんだけれど、なんていうか、種類が違う。
●結婚に際し、一連の儀式は行われず皇室を離れる際の一時金も受け取らない異例の形となりました。心境を聞かせてください。
⇒「結婚できたことに安堵(あんど)しております。」程度で、儀式やお金のことはスルー
●結婚にあたり両親や妹弟、天皇、皇后両陛下、上皇ご夫妻からどのような言葉があり、どのように受け止めていらっしゃいますか。
⇒「結婚にあたっていただいたお言葉と、私がお言葉をどのように受け止めているのかということについては、私の心の中に大事に留めておきたいと思います。」これは暖かいほうの興味から聞いているのだが、答えるサービス精神なし。
●眞子さんは30年過ごした皇室を離れ、民間人となったことへの気持ちを聞かせてください。
⇒「民間人となったことへの気持ちは、おそらく早くても今日という日を終えて明日という日を迎えてから、感じられてくるものではないかと思います。」
とっさに聞かれたならともかく、なんか言うくらいできるでしょう。
●小室さんは、どのような環境でどのような家庭を築くことを希望していますか。
「私の今後については、私的なことですのでお答えを控えたいと思います。」
サービス精神なし。
続いて、
「心穏やかに過ごすことの出来る環境で、あたたかい家庭を築いていくことが出来ればと思います。」
ちょっと内容のあること言ってくれるのかと思いきや、
「穏やかな気持ちで生活できることを期待しております。一番大きな不安を挙げるのであれば、私や私の家族、圭さんや圭さんのご家族に対する誹謗(ひぼう)中傷がこれからも続くのではないかということです。」
心穏やかでないとは、誹謗中傷が続くことである、と、言いたかったことをここに被せてきている。
●お二人は今後、皇室とどう関わっていきますか。
⇒「私と圭さんが元皇族とその夫として皇室とどう関わっていくつもりかというご質問についてですが、私がお伝えできるのは、一人の人として、皇室の方々のお幸せをお祈りしたいと思っているということです。」
これも、皇室離脱されて、実家とのつながりが色々とデリケートなんだが、それに答える気はない、ということですね。
●小室家をめぐる「金銭トラブル」について、秋篠宮さまは小室さんに「相応の対応」と「見える形での対応」を求められました。
⇒「私たちは精一杯対応してまいりましたが、どの程度応えることが出来たかについては、対応をごらんになった方が判断されることかと思います。」
これは政治家みたいな逃げ回答。そうじゃなく、自己採点を訪ねているのは自明だ。
●お二人の結婚に否定的な報道やインターネット上の書き込みがありますが、お考えを聞かせてください。
⇒「否定的な報道やインターネット上の書き込みについてですが、誤った情報が、なぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、謂(いわ)れのない物語となって広がっていくことには、強い恐怖心を覚えました。」
ここはつまり、報道はまるっきり誤りである、と断じているわけですね。正直怪しいのもあると思うが、当事者としてはそんなものかもしれない。そして、以下のこれは、まったく意味不明だ。
⇒「複雑性PTSD(複雑性心的外傷後ストレス障害)については、結婚との関係で公表することを決めました。」
●ご結婚について①小室さんの母親の金銭トラブルが解決されていないこと②小室さんの経歴に“皇室利用”と受けとめられかねないことがあると考えます。(秋篠宮さまが求めた)「多くの人の納得と祝福」についてお二人は現在の状況にどのようなお気持ちを抱いていますか。また、小室さんは「眞子さまの婚約者」という立場をいかして特別な待遇を受けたのではないかと疑念の声が上がっていることについてどうお考えですか。
⇒「この質問は、誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問であると思います。誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問をいただいたことは、誠に残念に思います。」
金銭トラブルや、納得と祝福に関しては、誤った情報云々に当たらないので、それに当たるのは、小室さんの”皇室利用”絡みのはず。
それは後で、「圭さんが「フィアンセ」としてフォーダム大学に入学しようとしたという事実はありません。」と、お答えになっている。う~ん、これくらいのことなら、途中で「情報発信」しても良かったのではないかな。
それから、これは雑誌協会としては、「国民の中では結構な共通認識」として語っていると思うし、この場で釈明させてあげよう、という好意も含まれるだろう。「誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問」という決めつけは、かなり厳しいと思う。
また、金銭トラブルについては、小室さんが前向きに解決に進んでいるとおっしゃっているが、そうでもないようで、つまり新事実は無しだ。
●メーガン妃と比較されスキャンダルになったことをどのように思われるでしょうか。
⇒「比較されていることについては、思うことは特にありません。」
外国にも愛想なし。
どうだろう?
これではあまりに可愛げがないではないか。
柔らかい質問にもサービス精神で答えることはない。
唯一(二つか)踏み込んだのが、穏やかにすごすとは、誹謗中傷が無くなることだ。一般的に知られるスキャンダルについて質問しても「残念に思います」と。
これだけ言っておいてなんだが、批判しているわけではないんです。
なんていうか、男中心の保守的社会を完封しに来たな、と。僕みたいに、「男からの、上から目線の」女性擁護者も含めて、吹っ飛ばされた気分です。
素晴らしい!!! とも思う。
とにかく、ビックリした結婚会見でした。
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