緒方監督のミス・ジャッジ 2016/10/30 By Leave a Comment これほんとに「後出し」じゃないんです。 もう、第5戦の序盤には、周りの人に言ってました。 2勝2敗のタイで迎えた日本シリーズの第5戦。 緒方監督は第1戦に投げたエースのジョンソンを先発に持ってきましたね。 僕はこの時点で「あっ、これミス・ジャッジだ」と思った。 第5戦だけを考えても、中4日のジョンソンは早めに交代せねばならず、リリーフが不調な状態で、あまりいい選択と言えない。ジョンソン以外なら40%の勝率が50%に上がる程度でしょうか。 そして、結果はやはりリリーフが打たれて負けた。 それより、なにより、第6・7戦の先発ですよ。 休養十分でジョンソン・野村の両エースを持ってこれる。 第5戦を勝っていれば、80%以上、第5戦を落としていたとしても40%近くの率で優勝できたのではないか。 これは明らかな判断ミス。それゆえに広島は敗れた・・・(という部分が多分にある)と僕は考えます。 伝説の巨人×西武戦。 終盤に1点リードして、巨人はシリーズ絶好調の西本をリリーフに立てたが、その瞬間に森監督がベンチでにやっと笑う。プロ野球の名場面の一つです。 その試合だけを見れば西本で勝利して、巨人がシリーズ優勝となる率は上がるが、どっちみち2連勝する必要がある西武としては、その試合に勝っても、次の日に休養の足りが西本からまた勝たなければならない。つまり、この瞬間に西武の逆転優勝確率はぐっとあがったわけで、森の笑みは、巨人の「2試合トータルで考えた場合の完全なミスジャッジ」に対してのものだったのです。 結果は、西武が西本から1点をもぎ取り、逆転優勝へとつなげていきます。 今回の緒方監督のミス采配は、これと並べられるものでしょう。 いや、試合終盤にエイッとなってしまった藤田監督(だと思う)よりも、内容的にはだいぶ悪いか。 2連敗で焦ってしまった。周りもそれを止められなかった・・・と見られても仕方ないし、これこそがシリーズ慣れしていないチームゆえのあるある的ミスだったとも言えるでしょうね。
コメントを残す