仏国旅行記~その2~ 2016/7/15 By Leave a Comment 3日目、7月6日(水)はほぼ満点の日となりました。 朝一でルーブル美術館へ。 もちろん見るべきものは腐るほどあるのだけれど、ここはぐっと絞って10数点に落とし込む。 ミロのヴィーナスからモナリザまで。ミケランジェロやラファエロもすっ飛ばすというのはやりすぎの気もしたが、旅行全体のバランスを考えれば短時間で終えたい。 ところがここでひとつ事件が起こりました。 なんと、モナリザ前の雑踏で、村瀬が財布のお金をスラれたのです。 しかも札束を引き抜いて財布自体はカバンに戻してあるという手練れぶり。 僕のカバンもファスナーを開けられていたようなので、ここはよほどの「スリ・スポット」なのでしょう。 しかし、本当にいるんだね、フランスのスリww ルーブルをわずか3時間で片づけたら、カフェで食事をとった後にノートルダム寺院見学へ。 「白い貴婦人」と言われる優雅な姿をちょっとゆったりと見学してから、3時半頃モンマルトルへ移動します。 ここでも順番を迷ったのだが、最終目的地すぐそばにある「アメリのカフェ」に先に行って、そこからサクレ・クレール寺院に行き、モンマルトルの主要部をぐるっと巡って、また最終目的地に“戻ってくる”ルートを選択しました。 理由はズバリ「お腹の事情」ですな。 映画『アメリ』で有名になった「カフェ・レ・ドゥ・ムーラン」に着いたときは、世代的なものかな、僕が一番興奮してしまって(笑)。 目の前が果物屋さんだったので、思わずラズベリーを買って指に突っ込んでしまい、さらにブリュレをスプーンでパリパリに割ってしまった。。。 サクレ・クレール寺院はイスラムチックな外観も魅力なら、その立地の良さから来る景色の良さも格別のことろだった。 ドームに登ったら約一名貧血で倒れたためw、回復を待って街中散策へ。 坂道につながるかわいいショップ街で写真を撮りながら、モンマルトルの町をプチ制覇し、最終目的地「ムーラン・ルージュ」に、全く予定に違わぬ時間に着いたときは、よしっ!って感じ。 ところがここでまたアクシデント。 なんと藤堂が半パンをはいているため、ドレス・コードの引っかかって入場できないという。 え~っ、マジっ?とは思ったが、食事から始まるのは知っているので、そこはたいして焦らず、彼がありあわせのパンツを買ってくるのを、先に入って待っていた。 ムーラン・ルージュの予習自体はばっちりで、皆に映画『フレンチ・カンカン』を観させています。これは、ジャン・ルノアール監督、ジャン・ギャバン主演の名画で、同店開店時の制作側の苦労話を、しかし華麗に描いたもの。今はショーの内容もさっぱり様変わりしているが、それもまた時代の変遷を考えさせるいい刺激になるはず、と思って敢えてスタッフには何も言わなかった。 そして、このムーラン・ルージュのショーこそが、今回のハイライトの一つとなりました。 団体だったからか、ほぼ被りつきの最高の席が用意されていたの! 数年前に見た時よりも、はっきり言って感動は3倍くらい! ダンサーたちの表情までわかり、ものすっごい迫力。心底素晴らしく、「あぁ、こういう仕事がしてみたいな」とマジ感じたのは、ご愛嬌・・・と、思う? いや、こういう要素を少しでも仕事に取り入れなければ、と本当に感化されてしまった(最中)なのです。 それから、ご愛嬌と言えばこちら。 ショーの前に自由参加のダンス・タイムがあり、外人に混じって僕らも踊ったのですが、その最後がなんとなく僕のソロ・ダンスとなって、さらにジャーンジャーン♪と締めくくられるところでウサイン・ボルトのポーズを決めることができ、会場からの拍手を浴びたのです。 当初はスタッフも大興奮。「パリで先生が仕切った!」と大喜びだったのだが、本チャンのショーが素晴らしすぎて、その後は誰一人この話題に触れなかったというのが、これこそご愛嬌でありましょう!(泣)
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