民主党が厳しい 2016/3/15 By Leave a Comment 維新の党と合流した新しい民主党の名前が「民進党」に決まった。 民主党の名前を残したい民主側と、名前を取り換えたい維新側。 民主党内では「立憲民主党」にしたいという意見にまとまり、党内の調査の結果、勝算ありとみて世論調査にゆだねたが、その結果「民進党」の名前が2割ほど上回ったとのことだ。 僕はこの記事を読んで、「厳しい、民主党本当に厳しい」と呻いた。 ほんの数日前に二つの候補名を見た瞬間、こりゃあ民進党に決まりだろうと直感的に思ったからだ。 自分の直感を分析してみると、「進む」の文字がまあいい。 それから「立憲」の意味がよくわからん。 だから僕としては絶対に民進党が勝つだろうと思ったわけなんだろうけど、その逆に現場の者が調査の結果で立憲の勝利を読んでいたというのが、まず非常に厳しい。 なぜって、直感力がないというのは政治家としてやばいでしょう。 それから、うちうちでやった調査の結果がずれるというのも、いろんな意味で病的だ。 次に「立憲」の話。 最初に思い浮かんだはもちろん立憲改進党であり、であれば新憲法を立てたいという意味ではなく、護憲みたいな意味なのだろうと思ったが、調べてみると、「憲法の範囲内で政治をする」ということらしく、つまり安倍政権への対抗色を前面に出したよう。つまり、それ自体が現政権への批判を込めた名前であるようだが、政権を狙う政党がそんなみみっちい名前を選ぼうとする感性が、これまた非常に厳しいと思うのだ。 自民と対抗する立派な政党たることを目指すならば、ふつう50年くらいは続くことを想定してネーミングするはずだろう。それをしかるに現政権の批判を想起させやすい名前を選ぼうとするなんて、ただ目の前の選挙や改憲阻止くらいまでしか考えていないということだ。アカンわ、こりゃ。 以上、どちらかというと民主党に期待するものとしての嘆き節を聞いてもらったが、ついでにもうひとつ。 この結果を「民主党とその政権担当期間3年半へのアレルギーが出た」として、新政党への猛烈な拒絶反応論説を書いた読売新聞。 いやしくも野党第一党、押しも押されぬ「まともな」政党に対するこの偏った態度は、なんという大人げのなさか。 民主政権時代にもいろいろと良いこともあったと思うが、この新聞などの猛烈なネガティブ・キャンペーンによって、これが最悪の期間であったように、国民の記憶が改竄されようとしている、と僕は感じます。 原発推進、新聞の軽減税率対象化、そして反民主などが超突出で繰り返される大新聞。 なんやねんそれ! ネットに押されて新聞の部数が減る中、自民と主張を一体化することに腹をくくったのか。 もうそれこそ、新聞とるのやめようかと思ってしまう。
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