ソフトバンクの劇的優勝 2014/10/3 By Leave a Comment プロ野球のソフトバンク・ホークスが劇的な優勝を果たした。 なのに、いまいち大きな記事に扱われていない気がする。 僕自身パ・リーグの優勝にあまり興味はないが、めったにない劇性なので、そこだけ強調しておこう。 まず、女性とかなら、プロ野球の胴上げって、映像ではよく見ているだろうし、勝ってわ~ってなると思っているだろうが、それ自体結構難しいのをご存知だろうか。 ライバルチームの優勝可能性がなくなった時に決まるので、勝った瞬間に決まるとは限らない。 ・自チームは負けたが相手チームも(他球場で)負けた。 ・自チームは試合のない日に相手チームが負けた。 ・自チームの試合終了時には決まっておらず、他チームが負けて決まったため、待機の後で胴上げした。 ・自チームは勝ってはいるが、試合中に他チームの負けによって決まってもいた。 などがあって、ゲームセットと共に歓喜ということは意外と少ない。 もちろん、ソフトバンクの優勝はサヨナラ勝ちで決まったことが劇的なのだが、これとて、やはり他に見ないものでもない。しかし、大概は成績的にもう少し余裕があり、サヨナラ勝ちであったとはいえ、まあ次の試合に持ち越してもいいのだけれどね、というシチュエーションばかりだ。 しかし、今回のケースは全く違った。 ソフトバンクはシーズン最終戦。勝てば優勝だが、負ければオリックスにマジック1が灯る。 オリックスの残試合は2だから、普通に考えれば8割程度はオリックスの逆転優勝だ。 つまり、本当の意味で、この試合に勝てるかどうか、このランナーを返せるかどうかで、今年の優勝が決まるというそういう場面で松田がタイムリーを放ったのだ。 実際、ここまでの劇的なシチュエーションで決まった優勝と言えば94年の「10.8」、巨人と中日が共に最終戦を同率を迎えたあの試合にまで遡ると思う。 もちろん、試合前の設定では「10.8」が一回り上回る。しかし、あの試合は結構なワンサイドとなった。死闘の後のサヨナラ、という幕切れを加味すればこれとまったくのタメにまで至ったと言えるだろう。 と、熱くなっても仕方ないよね。 僕とてテレビ観戦もしていなかったのだもの。名古屋まで行ってダフ屋からチケットを買った「10.8」と比べて熱の入れようは全く違う。 ただ、この希少性を「ほんと、めったにないことだったのよ」と、ちょっと訴えておきたくなったのです。
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