祝!巨人V3 2014/9/27 By Leave a Comment しかし本当に奇妙珍妙な優勝でした。 チーム打率はリーグ最下位クラス。得失点差も薄氷もの。せって勝つスタイルとは言うけれど、リリーフ陣も例年より軒並み悪い。 数字で見る限りBクラスでもおかしくないチーム。なのに優勝しました。 40年近く野球観てきてるけど、巨人以外のチームも含めて初めてです。こんな珍妙なことは。 大きく勝ち越した9月にしても、ほぼ毎試合安打数では負けている。なのに勝つ。 攻撃の方で言えば、去年は阿部・坂本・長野・村田の主力+助っ人ロペスが活躍しました。 このうち、去年並に活躍したと言えるのは長野(去年自体がいまいちだった)のみ。坂本も許容範囲だが、後の3人はボロボロです。 先発でもまずまずだったのは菅野と杉内だけ。内海、沢村などが例年を下回り、小山以外に「嬉しい誤算」もなかった。 そして、去年実質的MVPとまで言われた3人のリリーフ陣がそろって3人とも不調~イマイチ。合せては大幅に数字を落としました。 これだけ選手が不調で(あるいは好調で)揃う年はめったにありません。いや、もちろんありますよ。でもまあ5~10年に(好不調それぞれ)1回くらいでしょう。 そのうちの不調年に勝った。それがすごいことなのです。 原監督は、「戦力的には歴代でも最低レベル。しかしチームの団結力やここ一番の集中力は歴代最高レベルだ」というようなことを言いました。でも、正直僕はしっくり来ません。プロってそんなことで本当に勝てるものでしょうか?1試合や2試合の話じゃないんだから。 それにしても原監督はこれで間違いなく名将の列に加わったと言えます。 11年間指揮を取り、7年の優勝。この成績は多分川上監督に次ぐものなのじゃないかな。 巨人は戦力があるから監督も簡単とかいうけど、絶対そんなことはない。 本当に歴史的な名将、素晴らしい監督になられたと思います。
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