新型コロナウィルスによる肺炎について(3) 2020/4/10 By Leave a Comment 今回の内容は多分ムカつくので、あまり読まない方がいいと思います。 この病気がどれくらい恐ろしいかというと、これは微妙なところで、肺炎を引き起こすので、高齢者や喫煙者に厳しい。つまり健康な若者にとっては、だいぶ数値が変わってくるようです。 若者の死亡率は多分0.1~0.2%。ただし医療崩壊の無い場合。 これは、全体の2%弱くらいと対照的で、65歳以下がこうだとすると、それ以上の人たちは、多分10%以上に跳ね上がらないと数字が合いません。 いや、実際には30歳以下が0.1~0.2%、30~65歳くらいが~5%くらいにグラデーションし、80歳代以上で20%を超える、とかでしょう。 つまり、若者にとって、それほど恐ろしい病気ではない。 しかし、老人にとっては極めて危険です。 だから、若者は老人には近づかない方がいいと言います。 それはそう。都会の者などが、目の前にいる老人に近づくべきではないでしょう。 しかし、視覚的ではなく、行動として(表現が難しいですが)、そういうことに留意すべきかどうか。これは難しい問題です。 目の前にいない老人の命に留意すべきかどうか、ということ。 こんなことを言うとキチガイと思われそうです。でも、イギリスのボリス・ジョンソン首相は、一度、「よしっ、一丁この病気をはやらせちまって、個人に抗体作って終わりにするか」ということに気持ちが固まったそうなのです。 この決断はものすごく過激ですが、一片の正しさがあることは否めないと思う。 「若い子が残って老人が死ぬ病気ならちょうどイイベ!」ということでしょう。いや、そう思ったのは間違いないと思う。 人口構成の上重心化によって、社会がエネルギーを失う先進国病に、最初に罹ったのがイギリスで、世界に広まっていきました(別にイギリス悪くない)。それを最初に実感した国民として、EUを抜け出すという荒々しい大変革の急先鋒として、彼が一旦そちらに傾いたのは、なんかこう、自然なことにさえ思えるのです。 ただ、この話のおかしさは、そう思ったという彼自身がコロナ肺炎にかかって重症化してしまったところにあるのですが。 正義というのにはいろいろな位層があると思います。 都会の若者が、目の前の、ではなく、例えばエリアとしての老人地域に近づくかどうかは、それぞれの正義に委ねられるかと思います。 だから、そういう移動などを行う若者をただ一方的に非難するということは、僕にはできません。
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