魁皇お疲れさま 2011/7/21 By 4 Comments 相撲の魁皇が引退。 若貴らの同期だから、本当に長い間頑張ったものだ。 顔は(かわいらしい)美形。上手を取れば負けないという型がある個性派力士。蛇口をねじり切ったなどの怪力伝説もあって、文句なしの人気力士だった。 その一方で、通算最多勝や、優勝5回と聞けば響きはいいが、成績にムラが多く、僕は、「真に横綱に迫ったな」と感じた時はなかった。 その一番の原因が、勝負師としては穏やか過ぎる気性にあったというのも相撲好きの間で異論のないところだろう。 「この人にもう少し欲やエグさがあればなぁ」とヤキモキしてきたファンが多かったはず。 でも、今日新聞を読んでいて、さすがにそうばっかりでもなかったのだな、と思わせるエピソードにぶつかった。 「思い出の一番は2000年初場所千秋楽、ライバルと認めあった武双山(現藤島親方)戦。敗れた魁皇は負け越し、武双山は優勝した。「相撲人生が変わった」というほどの悔しさで、体調管理に気を使うようになった。」(以上引用) やはり、この人生最大の悔しさが、ずっと彼の原動力になっていたのだろう。 男子たるものそんなもの。 完膚なきまでに打ちのめされて、こんちくしょ~っ!という思いがあってこそだと、最近のヌルい世相や、自分自身がまたこれほどの思いをせずに(あるいは避けて?)生きていることに、思いを馳せてしまった。
おっちゃん says 2011/7/21 at 1:13 PM アスリートとして、38歳まで現役でいた事に、まず脱帽です。 130キロ超の2人が、ぶつかり合うって、ちょっとした交通事故よりも衝撃がある筈。 普通は30歳前後で限界を感じて引退していく中で、稀有な存在です。 種目は違いますが、イチロー選手のように、自己管理が出来ていないと無理だと思います。 これから、人材育成に励まれる事でしょうが、チカラや技よりも、克己心を継承させていかれるのではないかと思います。 兎も角、お疲れ様。ありがとう。としか云えませんね。 返信
タクミ says 2011/7/21 at 2:16 PM >克己心を継承させていかれるのではないかと思います。 これは、WBCの時とかに言ったのだけれど、克己心にはふたつある。 ひとつは、日々の節制や地道な努力ができるもの。 もうひとつは、勝負所を力を発揮できる種類のもの。 魁皇は前者のみの人だったと思うな。 後者は大きく?劣っていた。 対してイチローは両方できる稀有なタイプだよね。 そのイチロー選手も、今年はオールスター出場を始めて逃し、200安打到達も非常に厳しくなってきた。 これまた、寄る年波を考えさせる話です 返信
ぷーどる says 2011/7/22 at 12:36 AM 一昨年、魁皇にファンレター書いたことある。 好きだったのに、、、。 日馬富士もちょっと魁皇と似てるとこあるかな。 昨日の会見、かわいらしかった。 素直やわ。 「勝ち越し決めてこれ以上勝ちたいって思わなかった。」 「引き際がわからなくなっていた」 普通の勝負師は絶対言わない言葉でしょうが、彼は素直に言いましたね。そのまんま。 いいなあ。 そうやねん。このかた相撲界の地味なアイドルです。 決してスターのような華はないけどね。 なんやろか、、、熊みたい? 返信
タクミ says 2011/7/22 at 12:15 PM >一昨年、魁皇にファンレター書いたことある。 結構最近やん(笑) >「勝ち越し決めてこれ以上勝ちたいって思わなかった。」 「引き際がわからなくなっていた」 大関が勝ち越しで満足するようになったら、そりゃもう「引き際」だったってことだけどねw 去り際に美化される、っていう文化をそんなに悪く言う気はないが、大関後半の成績や意欲は、ちょっと褒められたものではなかったな。 最晩年はやっぱり、それはそれで良かったとも思いますけど。 返信
おっちゃん says
アスリートとして、38歳まで現役でいた事に、まず脱帽です。
130キロ超の2人が、ぶつかり合うって、ちょっとした交通事故よりも衝撃がある筈。
普通は30歳前後で限界を感じて引退していく中で、稀有な存在です。
種目は違いますが、イチロー選手のように、自己管理が出来ていないと無理だと思います。
これから、人材育成に励まれる事でしょうが、チカラや技よりも、克己心を継承させていかれるのではないかと思います。
兎も角、お疲れ様。ありがとう。としか云えませんね。
タクミ says
>克己心を継承させていかれるのではないかと思います。
これは、WBCの時とかに言ったのだけれど、克己心にはふたつある。
ひとつは、日々の節制や地道な努力ができるもの。
もうひとつは、勝負所を力を発揮できる種類のもの。
魁皇は前者のみの人だったと思うな。
後者は大きく?劣っていた。
対してイチローは両方できる稀有なタイプだよね。
そのイチロー選手も、今年はオールスター出場を始めて逃し、200安打到達も非常に厳しくなってきた。
これまた、寄る年波を考えさせる話です
ぷーどる says
一昨年、魁皇にファンレター書いたことある。
好きだったのに、、、。
日馬富士もちょっと魁皇と似てるとこあるかな。
昨日の会見、かわいらしかった。
素直やわ。
「勝ち越し決めてこれ以上勝ちたいって思わなかった。」
「引き際がわからなくなっていた」
普通の勝負師は絶対言わない言葉でしょうが、彼は素直に言いましたね。そのまんま。
いいなあ。
そうやねん。このかた相撲界の地味なアイドルです。
決してスターのような華はないけどね。
なんやろか、、、熊みたい?
タクミ says
>一昨年、魁皇にファンレター書いたことある。
結構最近やん(笑)
>「勝ち越し決めてこれ以上勝ちたいって思わなかった。」
「引き際がわからなくなっていた」
大関が勝ち越しで満足するようになったら、そりゃもう「引き際」だったってことだけどねw
去り際に美化される、っていう文化をそんなに悪く言う気はないが、大関後半の成績や意欲は、ちょっと褒められたものではなかったな。
最晩年はやっぱり、それはそれで良かったとも思いますけど。