今日は明るいうちから吠えますよ!(笑)
ネットのニュースで、昨日、今日とこのネタが。
まずは読んでください。
●元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(52)が3日、フジテレビで放送された「キスマイ超ブサイク!? 新春SP」に出演。1996年をもって現役を引退し、98年からフジテレビの看板スポーツ番組「プロ野球ニュース」のMCに抜擢されたが、その際、看板女子アナを交代させていたことを明かした。
引退2年目から出演した「プロ野球ニュース」(週末担当)。当時、局側は「キクちゃん」の愛称でお茶の間に親しまれていた西山喜久恵アナを引き続き、新MCの一茂とコンビを組ませようとしていたが、一茂は「彼女のイメージではないです」と拒否。「中村江里子さんがいい」と、西山の代わりに大人びた雰囲気だった中村アナを指名したことを明かした。
すでに同番組の“顔”となっていた西山を外し、中村アナを抜擢した理由について、一茂は「色気があるから」と一言。事実、一茂の希望で、中村アナは同番組出演の際、ミニスカート姿で、美脚をより見せるため、テーブルも取っ払ったセットとなったことも明らかになった。
この日の番組には、西山アナが登場し、一茂と対面。突然外された黒幕が一茂だと知り、「プロデューサーかディレクターか、スタッフが決めたと(思ってた)…」と驚き。一茂は「キクちゃん、ホント申し訳ありませんでした」と謝罪し、西山アナは「そんな、恐縮です」と笑顔で返していた。
●1月3日放送の『キスマイ超ブサイク!?』(フジテレビ系)出演した長嶋一茂(52)。番組内でのある告白に、Twitter上で非難が殺到している。
「芸能人の未解決事件」というテーマで登場した一茂は、’98年のフジテレビ『プロ野球ニュース』のキャスター就任時に看板女子アナを交代させていたことを告白。
当時、局側は引き続き西山喜久恵アナ(49)を起用する意向だったが、一茂は拒否。代わりに中村江里子アナ(49)を推したという。その理由は「色気があるから」。
インタビュアーを務めた藤ヶ谷太輔(31)が呆然とするなか、一茂は「短いスカートを履け」「脚を映さなきゃダメ」「テーブルを取っ払え」などと指示したことを明かす。
番組では当時のVTRが再放映され、中村アナの脚を舐めるように映すカメラワークを見直した一茂は「そうそう、コレも俺の指示」と語った。
この場面に、Twitter上では《完全アウト》《セクハラとパワハラのフルコンボ》《全部キモすぎる》と非難が殺到。
一茂はスタジオに登場した西山に「本当に申し訳ありませんでした」と直接謝罪。しかし《演者もスタッフもこれが笑い話になると思ってるのが絶望的》《フジテレビも同罪》と、番組側への批判も相次いでいる。
≪引用以上≫
そして、ヤフコメの反応なのですが、これはありえない、親の七光りにすぎない、セクシャルな目でしか女性を見れない男で女子アナは被害者、的なものが羅列されています。
今までも、現在の若い人のこういうコメント、考え方には違和感持ってきましたが、これは「極まれり」の感。どこにも、全く同意できません。
まず結論から。
長嶋一茂側からのパワハラ、セクハラ行為は、この記事から一切読み取れない、としか言いようがない!
番組は見ていないので、詳細なニュアンスは分かりませんし、当時の経緯ももちろん知り得ません。
もともと、週末は大人っぽくというのもあったのか、一茂起用からの発想なのか、(恐らく前者でしょう。それから、変な話ですが、一茂起用前の週末担当女子アナは西山さんではなく木佐アナでした)番組が一茂にオファーをしたら、彼の意見として、僕はこんなキャラなので、相方は親しみやすい西山さんでなく、(以前に同番組のキャスターも務めた)セクシー美人の中村アナが良い。外国のキャスターや深夜バラエティをイメージして、セクシー感や美脚を強調するのがよい、などと提案したのでしょう。
それが、「意見」レベルだったのか「条件」に近かったのかはわからない。けれど、フジはそれを良しとしたということです。
これは完全に戦略の問題ですね。それどころか、これが本当に一茂から始まったのだとしたら、すごい話です。
フジはその後、夜中は色っぽいスター・アナを起用し、美脚や巨乳も強調して深夜のチャンネルを独占。朝そのままテレビを付けて、チャンネルはフジのまま・・・というパターンを確立。月9などドラマのヒットともども一世を風靡していきますから、彼の進言こそがフジ黄金期の一因となった、となります。
それはさておき、西山アナも、なんらかの理由で、誰かと交代してキャスターに起用されたわけで、それが、別の人に置き換わっただけです。パワハラなどどこにも存在しません。ちなみに、彼女はその後も同番組のキャスターを、日数を減らしながらも続けました。
次に中村アナに対するセクハラですが、これは、彼女の同意があったと考えるのが普通で、であればやはりそもそも存在しません。
もし、彼女自身は不快に思う部分があったとしても、彼女にとっては、一茂の指示ではなく、100%フジの指示ですから、セクハラはフジ側にある可能性はあったとしても、一茂には一切ありません。
若い人たちに、すこしだけ寄り添える部分があるとしたら、それは、当時の長嶋一茂に、なんらかのパワーがあったと思ってしまっていることでしょう。彼はもちろん泣く子も黙るヒーローの息子ですが、ヤクルト~巨人の現役時代は散々で、既にフレッシュなイメージは全く持たれていない状態。茂雄のプッシュがあったとしても、とてもとても、わがままを通してまで使わねばならぬ、というほどのキャラではなかったのです。つまり、フジは、一茂の意見を、少なくとも「それもいいかも」くらいには思って容れたのであり、力に屈したとかなどではないだろうことが、同時代人には予想できる。その辺は若い人にはできないだろうと。
しかし、それ以外に、何か同感・同情できるところはまったくありません。
むしろ、バカもいい加減にしろ、と思う。
セクハラとか、パワハラとか、よくも知らないで拡大解釈していくのは本当によくない。それは、文字通り誤解釈でもあるし、正しい場合であっても、それなりに線引きを後退させて扱うべきデリケートな問題です。
今年はできるだけ、セクハラ、パワハラについて思考・言及していこうと思います。
藤田麻弓 says
前回のセクハラの意見の続きになります。
許されキャラだった男性が、突然、可愛がってた部下にセクハラで訴えられたら、本人驚愕ですよね。これはほんま気の毒です。運悪い。女は怖いです。
女性は一旦嫌いな部分が目につくと、感情的に生理的に、全否定しがちですから。困ったものです。
ただ、予兆はあります。モテる男は本能的に察するでしょう。
しかし、
自分は女性に許されキャラだと思いこんでいる、全近代的な勘違いジジイが、大企業にはいっぱいおりまして。
牙向いても自分が損なので、そいつが定年か異動になるまで笑って我慢する体験数しれず。
今の女子は、すぐに更に上に泣きつくので、大事になる前にジジイたちは異動で去っていきます。
時代は変わりつつありますね。
セクハラでほんまに問題なのは、
・営業職の女子が顧客の接待で胸を揉まれたりキスされるのが日常的
・権力者が仕事と引き換えに女性社員(女優やモデル)に性行為を強要する
・睡眠薬や腕力で猥褻行為を行う
などで、
本質の取り締まりを強化するべきだと思います。
また、
事情をよく知らない他人がネットで勝手気ままに批判して拡散する、
例えば、
容疑者を犯人に決めつけて家族の顔をネットで公開する、
など大嫌い。どんだけ暇やねん。
フェイクニュースは海外でも問題になっていますが、上っ面の知識で思い込み炎上って、日本ぽい気が。
諸外国はどうなんでしょうね。
ネット書き込みイジメは?
イジメは、質は違えども世界中でありますが。
関係ないですが、
大学の先輩で憧れの有働由美子アナ、NHKを辞めて寂しい。せっかく、初、好感度日本一アナ取ったのだから、ニュースゼロ頑張ってほしい。
ニュースゼロのエンディングテーマ、椎名林檎の「獣行く道」の曲歌詞とも好きです。
タクミ says
せっかくコメントいただいているので、ライブドアからこちらに移します。
藤田麻弓 says
残念ながら、
営業職では前近代的なセクハラが大企業でも堂々と残っています。我社とは言いません(笑)。
睡眠薬を使うナンパで最後までやれる必勝法は、東大生が逮捕されて、話題になりましたね。
アメリカでは、METOO運動。
先生のような「全女性は守るべき魅力的な者」と考えるジェントルマンは日本では希少です。
ちなみに、
個人的には言葉だけではセクハラとは言えないと思っています。
ただし、独身と不妊をからかわれるのはキツイだろうなと想像します。
私は、
男と思ってないチビジジイに、飲み会で胸触られたり、会社ですれ違いざまにお尻触られるとムシズが走ります。一般的に、若い子は騒ぐので私たち既婚世代が狙われるそうです。
これもまあ仕事のうちと諦め、セクハラとは認識していません。
藤田麻弓 says
前回、話題がずれてしまったので、
今回、長嶋一茂炎上の感想です。
結論、私もパワハラセクハラではないと思います。法律上もおそらく当てはまりません。最近の拡大解釈は、本来の被害者が迷惑です。
先生の言わはる通り、
・当時の一茂に親の七光りと言うほどの権力はなかった。
・この番組をセクシー路線にもっていったらどうか、という一茂のアイデアをフジが採用して成功しただけ。フジ黄金期のきっかけだとしたら、凄い。
そもそも、昔も今もフジ女子アナの入社試験は他局に比べて、極端に容姿を重視します。彼女たち自身もそれを承知で、フジを選んで選ばれて入局した訳です。モデルやタレント同様、優れた容姿(持って生まれた才能)を武器として仕事をするのです。
武器の一つであるセクシーさを仕事に生かしてくださいと会社から指示があれば、不快であろうとなかろうと従うのが当然です。
キャスターの交代も、人事異動や仕事内容の変更や地方赴任などの、会社からの突然の命令と同様です。サラリーマンに拒否権はありません。
フジがこういう裏話をいまさら企画して放送していたことにびっくり。あほやん。