Takumi Blog

タクミな話

齋藤薫さんの本に学ぶ

saitosan最近思うところがあって、美容の本を読んでいます。
主にはメイクのハウ・トゥー本を読んでいるんですが、サブで美容系のエッセーも少々読んでて、今日はそのうち、齋藤薫さんの本から、僕がピクっときたところを紹介しようと思います。
結構面白い本なので、2~3回にまたがっちゃうかも。
まず、この齋藤薫さんというかた、ご存知の方も多いでしょうが、美容ライターの草分け・・・というか、藤原美智子さんのヘアメイク×齋藤薫のテキストの組み合わせで、メイクをメディア向けの商品にした大功労者にして今なお第一人者という人です。まあ、天才と言って問題ないでしょうね。
読んだ本は『人を幸せにする美人のつくり方』という、ちょっと題名はさえないが(笑)、内容はしっかりしたご本。
そこから紹介したい話のひとつめは「華のあるわがまま」について。
マリー・アントワネットを取り上げ、この人の、「パンがないならケーキを食べたらいいのに」を筆頭とするあっけらかんとしたわがままを、でも憎めない理由を、齋藤さんはそれが利己的なものから出ていないからだと言う。
「それは“楽しくなりましょう、みんなで!”という無邪気で純粋な心である。“ケーキを食べたら?”という提案も、(中略)この人にしてみれば“楽しくさせたい”“楽しくなりたい”その一心だった。
現代の“華のある人”も同じ。ドアを開けて入ってきた瞬間、その場所に“大輪の花”を咲かせてしまうほど“華のある人”は、そこへ「さあ、みんなで楽しくなりましょうよ」という熱い気持ちを持ち込む人なのだ。それが“華”の正体。」
これには、僕は、長嶋監督が、飛行機に乗り遅れた時の話を思い出しました。
なぜか時間を過ぎても飛び立たないことに乗客がイライラするなか長嶋さんが登場(彼のためならフライトが遅れることもすごいが)。発声一番「さあ、行きましょうか!」。それで機内は大爆笑のえびす顔と変化し、飛行機は何事もなく飛び立った・・・という恐ろしいエピソード。
まさに長嶋さんこそが、華のあるわがままを持つ人ですよね。
ふたつめはユーミンが作ったものについて。
ユーミンの声と言葉と抑揚のベストバランスには、時代を動かすほどの力があるとし、クリスマスを彼氏と過ごすことをマストの行事にしたのもユーミンなら、
「もしユーミンがいなかったらニュートラもサーファーも生まれず、お嬢様スタイルをくずした山の手カジュアルが生まれることもなかっただろう。ユーミンはファッションを教えたわけではないが、その核となるセンスを教えたのは確かなのである。」
そうか。僕は世代的にちょっと遅かったからわからなかったけど、ユーミンってそれほどの人だったんだ。。。
そして、その話の続きで、彼女が「もしもし」の声に注目しているところにピクリ!
そうなんですよね。確かに、僕も、それぞれの女性の声のイメージを「もしもし」に代表させてインプットしています。
だから、そこに、やさしさや若々しさを感じさせられるかどうか・・・は、女子にとってすごく大事なことだと思いますよ
3つめに「粋」とはなにか。シャネルのことを取り上げながら
「わかりやすく言えば、学校時代、単なる優等生ではなく、一人違う意見を持って先生にも反発し、やがて皆を納得させ、新しい流れを作ってしまう“勉強しなくてもズバ抜けてよくできた、子供だてらに文化のある生徒”がひとりはいたけれど、シャネルにはそんな反体制的天才児の匂いがする。頭もいいが、勇気もあり、昔優に言えば少し不良っぽい。ああまさに“粋”とはそんな素敵さだ。」
これもよくわかる説明ですよね~。
そして、翻って自分を見てみれば、まあ、ぜんぜんいい線いってないということもないが、“文化のある生徒”には残念ながら至らなかったなと思う。
うん、確かに、そういうやつ、悔しいけどひとりふたりいたな。
それから、そういうやつには、残念ながら少々気おされていたなぁ
今日の最後は、松田聖子がいまの40歳代に与えた影響について。これもケッサク。
「今の40代は、社会に出たとたん“女の時代”ともてはやされ、バブル期に思い切り主役を張ったジェネレーション。“松田聖子”その人の存在にもブリっ子から速攻結婚、ママドルにインターナショナルまで、さまざまな影響を与えられてきた。ハッキリ言って、他の世代より女としてずっと濃い。自分たちは気づいていないが、かつてのどの40代よりも濃いのである。」
そうだよね!薄々気づいていたんだ。
僕と同世代の女性の存在感の濃さが、尋常でないことには。
なんや知らんけどパワフルなんですよ、断然。仕事と恋とファッションのすべてを高いレベルで手に入れようとしながら、さらにやれワインだの、ダンスだのと新しい趣味にも手を伸ばす。
同世代の者として、どない元気やねん、と感心してしまう・・・。
と、今日はここまで。
どすか?なかなか自力のある人でしょう?齋藤薫さん

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