水脈の文脈を読めよ 2018/8/4 By Leave a Comment 杉田水脈議員が大炎上。 でも、これもまあ、普通のこと言ってますよね。 「子育て支援や子供ができないカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」 「LGBTの方々でも、障害者の方は障害者福祉を低所得者の方は低所得者福祉を高齢者の方は高齢者福祉を受けられます。年金も生活保護も受けられます。当たり前のことです」 「その点に於いて日本の中で何ら差別されていないし、また差別すべきではないと思います。納税者として当然の権利は行使できます。その上で、何かLGBTの方々だけに特別に税金を注ぎ込むような施策は必要ですか?」 この人は、ちょっと目立ちたがり屋で、さらにもう少し切実な話、こういう過激発言をたまにぶち込まないと、自分の価値は維持できないなども計算もあるのでしょう。 「生産性」という言葉を広く解釈して突っ込みが入ることは、それこそまさに意中の事態であった。待ってました!と。 今更ですが、この「生産性」は、少子化対策とLGBT支援と対立させて、税金を入れる名目としての「生産性の有無」を語っているに過ぎない。あとのところで納税に触れることはその証明として必要であり、それはつまり、少子化対策への税金投与との比較以外で、LGBTの人がなんら生産性がないとは言っていないことを念押す必要があったからだ。 「私は「納税者として」と言っています。それはつまり、LGBTにも当然生産性があると言っているということです。読んでわかりませんか?」ということである。 さっそく単純に釣られた人が出てきている。 尾辻かな子@otsujikanako 杉田水脈自民党衆議院議員の雑誌「新潮45」への記事。LGBTのカップルは生産性がないので税金を投入することの是非があると。LGBTも納税者であることは指摘しておきたい。当たり前のことだが、すべての人は生きていること、その事自体に価値がある。 pic.twitter.com/5EbCaMpU9D 勢いあまってこんな恥ずかしいことをww 〇当たり前のことだが、すべての人は生きていること、その事自体に価値がある。 それはあんたの人生観でしょう(笑) Jポップミュージシャン?? 橋下やひろゆきなんかもあっさり釣られたようで。 http://news.livedoor.com/article/detail/15084265/ ひろゆきなんて、アップルの社長がゲイであった、などの浅いエピソードをどや顔で出している。 繰り返すが、少子化対策の生産性に対して税金投入を行っている、という文脈において、LGBTは税金投入の根拠たる「生産性がない」というのは、論理的にまったく通っている。 そして、国会議員でありながら、あえて「生産性」という言葉を選んだことこそが、彼女の「釣り」であり、必死の延命術なのだろう。 これで、議員としてはもしダメになっても、バラエティ部門はいけそう。むしろそっちが彼女の夢かな。 今回は、多くの大人が、見事に引っかかったということでしょう。 お粗末!
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