Takumi Blog

タクミな話

『アフリカの女王』

名作として名前が挙がるギリギリのラインにいる映画か。しかし、僕は大好きな作品で、今回も3~4度目の鑑賞であった。

51H4C6FDXXL._AC_SY445_

なんといっても2代名優の演技を楽しむ映画だろう。なにせ、ハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘップバーンの主演にして、彼らの代表作なのだから

ボギーは『マルタの鷹』や『カサブランカ』でのハードボイルド調から180度のイメチェンに成功。うらびれた船乗り商売人を演じたが、これがイメージの破壊もあって完全にはまって、念願のアカデミー主演男優賞を獲得した。
粗野ながら瞳は優しく、レディーを大事にすることは怠らない。僕が女性なら、やはり途中どこかで参ってしまうだろうな(笑)

そしてキャッシーである。この人こそが、映画史上前半最大の演技派(後半がメリル・ストリープ)と呼んで間違いないだろう。オスカーの女優賞をただ一人4度受賞。エントリーは12回に上る(メリルは20回。主演賞と助演賞が交互するのが彼女の魅力か)。
本作でも、物語前半のつっけんどんとした態度が、”ある事件”でガラッと変わるのだが、それがまさに”豹変”と呼ぶべきで鮮やかさで、大人女子ならキュンとしない人はいまい

大人の妄想が爆発するこじんまりとしたストーリーもいい。なんて言うんだろう。人としての誇りがあって、思いやりがあって。ロマンティックそのものだ。
同じ船旅で遭難する『タイタニック』と比べた時、人間ドラマとして見るなら、月とスッポンとはこのこと。蹴散らして圧勝してしまっている。逆に、特撮は笑ってしまうくらいチャチで劇敗なのだが、そこはお愛嬌と言ったところだろう(笑) 86点

次に読むなら

『天使にラブソングを』映画版

なかなか有名な作品だが、恥ずかしながら初見でした。そして、思っていたよりもはるかに良かった。 ストーリーはシンプル。ハスッパなナイトクラブ歌手が思わぬことから修道女となり、そこで引き起こす悶着と、合唱指導を通してお互いが

Read More »

究極のデブキャラ『スクール・オブ・ロック』

学園もの音楽劇・・・でいいのかな。非常に楽しくて、後半は涙もボロボロ。最近見た中でベストの作品と言っていい(この後『マッドマックス怒りのデスロード』を観て、これは更新されてしまったが)。 ロック・バカすぎる男が自分の作っ

Read More »

『スワロウテイル』は邦画の金字塔

3度目の視聴となる。公開が1994年だから初見時は30歳くらいだったのか。さすがに少し古ちゃちいシーンもあったが、全体としての価値は衰えていないと感じた。 まず、強い円を求めて流民が群がる虚構の街イェン・タウン(東京の呼

Read More »

『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』

エイリアンが一株の花に成りすまして地球で住まい、人類の制服を目指す・・・というB級ホラー作品(映画あり)の、さらにミュージカル版の映画化作品。 音楽も悪くないし、セットやダンスの雰囲気も良いが、実際かなり退屈した。最近観

Read More »

『ピンポン』はちょっと期待外れ

2002年、同名コミックを実写化した作品。十分におもしろいけれど、まあこんなもんだろ、という感じ。 原作は1冊くらい読んだことがあったか。続けて読みたくもあったが、どうしてもというほどでもなく。なんとなく展開が予想された

Read More »