Takumi Blog

タクミな話

究極のデブキャラ『スクール・オブ・ロック』

学園もの音楽劇・・・でいいのかな。非常に楽しくて、後半は涙もボロボロ。最近見た中でベストの作品と言っていい(この後『マッドマックス怒りのデスロード』を観て、これは更新されてしまったが)。

school

ロック・バカすぎる男が自分の作ったバンドを首になる。代わりのメンバーを募ってコンテストに出たいがうまくいかず、同居する友人に彼女ができて、追い出されそうにもなる。
友人に来たエリート小学校の臨時講師の話を横取りして職に就くも、授業をする気は全くない。しかし、音楽の時間に観た生徒たちの才能に驚き、彼らを騙して誘ってコンテストに出ることに。

その後は、この手の映画にありがちな展開だ。徐々に打ち解けてくる生徒たち。個人の様々な問題を独特の表現で鼓舞して解決したり、何度かの危機を乗り越えながら、大団円を迎える。

それでも感動させられてしまうのは、間違いなく主役のジャック・ブラックの奮闘ぶりからだ。「パワフルなデブ」というのは、一種のベタなのだが、その究極に至っていると言っていいだろう。

そして、音楽が生まれていくその”瞬間”。もちろん、それは即興的に見せながら、何度もの吟味を経て生まれた演出なのだろうが、それにしても、このようにうまく見せてくるのは、もうアメリカ人でしかありえない。

生徒を励ます様もよく、人間味にあふれている。生徒が打ち明けてくる様々な悩みに、直接答えるよりも「お前は最高の声を持っているんだぜ。それは特別なことなんだ」などと返していくが、それは音楽と才能への掛け値なしの愛からの言葉であり、平等主義的なくだらない慰めとはまったく次元を異にするものだ。

前半はブラックのパワーに気おされる楽しさばかりだったが、後半は何度も泣かされた。ありふれた内容であっても、人は人をこれだけ感動させられるものなのだ。92点

次に読むなら

『天使にラブソングを』映画版

なかなか有名な作品だが、恥ずかしながら初見でした。そして、思っていたよりもはるかに良かった。 ストーリーはシンプル。ハスッパなナイトクラブ歌手が思わぬことから修道女となり、そこで引き起こす悶着と、合唱指導を通してお互いが

Read More »

『スワロウテイル』は邦画の金字塔

3度目の視聴となる。公開が1994年だから初見時は30歳くらいだったのか。さすがに少し古ちゃちいシーンもあったが、全体としての価値は衰えていないと感じた。 まず、強い円を求めて流民が群がる虚構の街イェン・タウン(東京の呼

Read More »

『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』

エイリアンが一株の花に成りすまして地球で住まい、人類の制服を目指す・・・というB級ホラー作品(映画あり)の、さらにミュージカル版の映画化作品。 音楽も悪くないし、セットやダンスの雰囲気も良いが、実際かなり退屈した。最近観

Read More »

『ピンポン』はちょっと期待外れ

2002年、同名コミックを実写化した作品。十分におもしろいけれど、まあこんなもんだろ、という感じ。 原作は1冊くらい読んだことがあったか。続けて読みたくもあったが、どうしてもというほどでもなく。なんとなく展開が予想された

Read More »

『Wの悲劇』に38年ぶりの涙!

1984年末に公開された映画で、予備校生時代に友人と観に行ったもの。38年ぶりの鑑賞ということになる。 しかし、時代ですなぁ・・・、角川映画の2本立てですよ。もう一本は『天国に一番近い島』。主演の原田知世を観に行ったのだ

Read More »