Takumi Blog

タクミな話

いまさらですが『オペラ座』です

先日家で映画の『オペラ座の怪人』を観た。
2004年のミュージカル版。
ということは、劇場で観たのも10年弱前ということになるが、それ以来の2度目であった。
因みにその間四季で観劇するもイマイチ。僕にはこの映画のほうがはるかにいい。

kaijin

主人公二人の美しさがまず輝く。怪人も、マスクを取られるまでのバトラーがスタイル中心にすごくかっこいいのだ。
それから、ロッサム(クリスティーヌ役)の歌声もすごくいい。
もともとサラ・ブライトマンのために作られた音楽らしいが、彼女の声をもってしてもこれ以上の感動を与えられるかどうか。
ま、それはともかく今回言いたいところはそこではない。
以前とは感動したポイントがずいぶん違うということだ。
10年弱前に観たときは、怪人に同情しておいおい泣いた。
醜く生まれた天才の偏愛が暴走し、マスクを取った状態でキスされただけで孤独が(幾分か?)癒されてしまう。
そこを哀しいと思った。いや、普通だけれど(笑)
ところが、今回は、2度目ということもあるだろうし、あるいは10年近い年数を経たこともあろうか、また別のところがこたえる。
それは主人公二人の離れられない関係・特別性であった。
クリスティーヌは怪人を音楽の師として慕い、頼っているだけでなく、父親の面影を重ねている。
怪人も彼女を幼いころから見守り、もちろん女性としても求めているが、母への憧れも重ねているようだ。
そんな二人が、お互いに離れられない。特にクリスティーンは、新しい恋人ラウルのために何度も怪人から逃げようと思うのだが、どうしても彼の魅力に引き戻されてしまう。それはなぜなのか。おそらく強い相互依存の状況にあるからだろう。僕にはそこがいい。
恋愛の美しさを人に問えば、「お互いに相手がいないとやってらんないから」という答えを上位に挙げる人はまずいまい。つまりそれは本来美しいものではない。でも、年齢を重ねていったせいか、最近はそういうのが一番いいと思うことが多々あるのだ。
小説や映画。ドラマ、あるいはバラエティで杉本彩が「それが男と女よ」なんて言っている時も含めて、そんなどうしようもない関係につい惹かれてしまう。オタクの男の子がブスの(元)彼女に「○○ちゃんがいないと僕はダメなんだ、帰ってきてよ」とか言って、最初はこんな変態いやとか言ってたブスが「ばか~っ!」ってくっつちゃいようば場面で、2人と一緒に涙そうそうなんです。会場内は若い子が爆笑なんだけどね。
ちょっと脱線しすぎたか。
一番の場面・音楽は「Point of no return」です。最後の賭けに出た怪人にまたも惹かれてしまうクリスティーン。バトラーの決まったポージングにも、ロッサム渾身の低音にもゾクゾクします。そして、この場面で必ず泣くという(笑)
未見の方はもちろん、間が空いている人も、この世界で最も人気のあるミュージカルをぜひどうぞ。

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