Takumi Blog

タクミな話

菊川玲さんの舵取り

ネットを見ていたら、フジテレビ「特ダネ」の中野美奈子アナの後任に、女優菊川玲さんが有力候補として挙がっているという記事があった。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20120329-924872.html
これに少し違和感を持ったので、今日はその話を。
ご存じというか、菊川さんとは、先日の「Qさま!!」収録でご一緒したばかりだ。
当日に会いたい芸能人としては、実はザキヤマが一番手。楽屋あいさつの時に記念撮影もしてもらって、大いにご満悦な僕だったのだけれど、他の人に対しても、やはり感じたことはちょろっと(Qだけに)あった。
優香ちゃんはマジ小さい、さまぁ~ずさんは二人とも人の年齢ばかり気にしているなぁ、しずちゃんはあんなに暗くて大丈夫なの?みたいなことを感想として持ったのだけれど、その中でも一番印象に残ったのが、この菊川玲さんだ。

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楽屋あいさつに来た僕を不思議そうにじ~っと見ている。
「何ですか?」という感じ。
僕「いや、楽屋あいさつなんですけど・・・」って(言ってはいないよ)。
そしてクイズ中。
実は放送カットされてしまった問題で、ことわざを9人リレーで描き、10人目がどのことわざかを当てるものがあった。
東大チームには『立つ鳥跡を濁さず』が出たのだけれど、時間勝負のこのゲームで、第1走者の菊川さんがものすっごくゆっくりていねいに鳥の絵を描くものだから、敵も味方も全員がハラハラドキドキ。
なにやってんだ~ってなって、ゲーム後に三村さんが「玲ちゃんはどうして絵にあんなに時間をかけたの?」と尋ねると、「あぁ、なんだか周りの声も一切聞こえなくて、ただ(きれいに)描いていました」みたいな反応だった。
それを見て僕、「この人ってこんなだったか?」と。
普通の常識人からだいぶ遠い所、空気読めるとかの逆の位置にいる。
テレビをあまり見ない僕の知識などあまりアテにはできんが、しかし、以前にバラエティやドラマで見た玲ちゃんはもっとまとまりのいいイメージであり、あるいは映画『出雲の阿国』で見た姿は、体当たり演技ではあるけれど、失礼ながら、その求められている憑依体質者らしさを演じ切れているとは思えなかった。
と、そういう先入観でいたら、ぜんぜん違う彼女がそこにいる。
そして僕は、京都大学のたまりからリレー段にいる菊川さんの横顔を見ながら、「こりゃ、この人大化けしそうだな」と感じたというわけ。
私見では、タレント業というもの(の多く)をこなせる資質と、映画女優のそれとは全然違う。
前者はやはり空気を読んで、器用にこなせる人が基本的に適するだろう。
逆に後者では、特に主演クラスとなると、人間性が人並みではないことや、人としての底力みたいなものが最大の魅力となる。そんなものじゃない?
この日の菊川さんはまさに天衣無縫・天真爛漫。あるいは豪放磊落と言っていいか。
ほわ~っとして、細かい事は何も気にしていないよう。そこに流れる空気は、まさに女優の風だ。
僕は、今後の彼女の大化けをとっても楽しみに思いながら、帰りのタクシーに乗った。
・・・と、今日のキャスター登板の話である。
キャスターとしての実績は十分とのこと。
周りも適任と見ているようだ。
でも、今の彼女にとって良い方向ではないのではないか?と僕には思えてしまう。
あのアクが落ちてしまった表情を見ていると、今こそ女優で羽ばたく時だろうと感じる。
東大卒とか、そういうものは打っちゃってしまい、ピュアに女優として映画出演を重ねていけば、今までよりも一皮もふた皮も剥けた菊川玲が現れ出てくるのではないだろうか?
京大チーム敗退の後、帰り際、「お疲れさまで~す」と言う僕をまたじ~っと見つめてくる菊川さんに、「かわいいね」と言ったら、ニコッとしながら「ありがとう」と返してくれた。
その、タレントらしさよりも完全に女優らしさの勝った姿を思い出しながら、良い仕事の選択をしてくださいね、と願ってしまう。
勝手ながらそんなことを思った今日でした。

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