これもわりと良かったです。
ジャン・ギャバン、アラン・ドロン。
オールドネームですね。
泥棒もの(金庫強盗)のクールなタイプ。
計画は完璧なのだが、人間のちょっとした弱さから崩れていくというのは、王道中の王道と言っていいかな。
ドロンもかっこいいが、ギャバンの男っぽさは「これでこそ!」という感じ。
なにを生業にするにしろ、こんな男でいたいものです。
圧巻はやはりラストの場面。
一旦成功したと思った強盗ですが、思わぬことから早く高跳びする必要ができてしまう。
待ち合わせ場所もちょうど警察や報道が集まっているタイミングと重なって、二つのボストンバッグがいかにも怪しい。
ドロンが機転を利かしてプールにそっと落としたが、バッグのふたが空いていてプールいっぱいに札が拡がって行く。それをお互い離れた位置から黙って見つめる首謀者2人。
後悔か諦観か。あるいは美や浪漫を感じたか。男二人の濃厚な色気が臭い立ちます。
ドロンには「太陽がいっぱい」から、こういうラストのイメージがついてしまったのですかね。
驚いたという意味ではそっちですが、こちらのほうがより華やかで粋でした。
かなり古いソフトで、VHSテープでレンタルしたくらいなので、ちょっと誰も見ることはないだろうと、ネタばらししてしまった。
でも、イケメンも、コート・ダジュールのロケも美しい良作。
機会があればぜひどうぞ。







