先日『アメリ』を観た。
といっても、もちろんリピート。ヘアメイクに携わるものでこれを観ていないのは“もぐり”っしょ。

実はフランス映画をまとめて観ているのだが、それ以外が、やはりというか、なかなかついていけない。
普通に数人の人が出てきて、ちょっとだけエキセントリックな日常を送って、ひとりくらい死んで、なんとなくfin。
さすが、フランスのエスプリは違いまんなぁ~としゃれ込みたいところだが、実際あまりに盛り上がらなすぎる。
雰囲気的に好きだな、とか、観ている時の退屈感の割に心に残るな、などはあるよ、やっぱ。そのへんはハリウッドよりいいところだが。
アメリの良さは、ハリウッドでエイリアン4を撮ってきたばかりのジャン・ピエール=ジュネ監督のバランス力に尽きると言ってよいだろう。
フランス色60、ハリウッド色40くらいのほどよい味加減。
フランス色が100に近い映画のようにだら~っとならない。
もちろん主役のオドレー・トゥトゥもこれ以上が考えられないくらいにいいし、ニコ役の男の子もすごくいいね。
それにしても、フランス映画のヒーローって、どうしてああなんだろ(笑)
アメリなら、あのガラス男だっけ?の、おじいさんだよね。
脚の悪い偏屈じじい。でもすべてをお見通しで、大事なところでは「かわいいアメリや」なんて優しく包んでくれる。
ハリウッド・ヒーローのイケメン・マッチョ感とまさに正反対のキャラで、これって、ハリウッドへの対抗心上生まれたものなのか、それとも、もともとおフランス人はこういうのが好きなの?
『ディーバ』のヒーローもロリコンおやじで、やっつけ方も、自分の車に仕掛けられた爆弾を敵のに付けたり、暗闇でスイッチの位置をちょっとずらして相手の足を滑らせたり、ダルダルの頭脳攻撃だった。
もちろんスマートっちゃあそうなんだけれどね。
リピートして、改めて金字塔的な作品だと見直す。
でも、ひょんなことから見てしまったヤフーレビューが意外と低得点なんだよね。3.77だったか。
ロードショーのころなら4.2~5くらいは行っただろうに、今の人たちはこれくらいの評価なんだ、と驚いた。
しかし、コメントをいくつか拾い読むと、「さっぱり響かん」系のものがちらほら。
えっ、これが難しいのか?
感性の問題と言えばその通りだが、こういう不思議系の感性というものをちょっとでもわかれば、さっぱりという感想にはならんだろう。そして、今の不思議系人口を鑑みれば、不思議系感性がぜんぜんわからんということ自体、世の中がわかってないにかなり近い。
主観の問題、感性の違い、でまとめられんものの気がするのだが。
そして、もちろん僕は泣きました(笑)






