先日ひょんなことからスカパーに入会したせいで、最初のひと月ヅカちゃんねるも無料で見れたため、ベルばらを3本ほど録画した。
というのは僕はベルばらが大好きなためだが、ほぼ最新にあたると思われる講演を最初に観たところ、ちっとも良くない。
オスカル役の脚の長さなど、日本人のスタイルもここまで来たか、という感じ。踊りもすごく決まっている。しかし感動が全くないのだ。
あれれ。。。さすがにこの劇にも見飽きてしまったかな、と思いながら今度は対照的に古い講演(76年のだったかしら)があったのでそれを観てみたが、こっちは滅法よかった。
そもそも僕がベルばらを好きになったのは、お客様が古いビデオを貸してくれたせいだが、この時の配役で良かったオスカル役の汀夏子とマリー・アントワネット役の初風諄の2人(今調べたところこの配役は本来存在しないよう。初風はピンチヒッターか何かだったのかな)が、この度のものでもスライド登板。さらにフェルゼン役が鳳蘭という願ってもないメンバーなのだから、こりゃたまらんわな。
僕はこのミュージカル、オペラティックというか、歌の力が圧倒的に強い作品だと感じている。
いつもプッチーニ劇に似ていると思うのだ。
そこで役者には歌唱力をこそと求めるのだけれど、まずこの初風諄という人、ちょっとこれ以上が考えられないくらい歌がうまい。オペラを良く聞いている僕でさえ、なんじゃこりゃ、という風に感じるくらいだから相当なものだろう。
次に鳳蘭。この人も大概達者で、宝塚史上最大級のスターであることのゆえんを初めて知った。
とにかく二人とも歌いっぷりに余裕があり、ミュージカルよりもオペラを聴いている気分になれる。これでこそベルばらは生きるのだ。
最後に汀夏子は、歌ではこのふたりと出るとちょっとしんどいが、燃焼しつくした演技がまさにオスカルと思わせる。僕の中ではやはりオスカルはこの人なんだよね。
鳥肌が実る(立つ)場面がいっぱいあり、本当に素晴らしかったのだが、それだけに、今のレベルが本当にやばいと感じた。
姿やダンスで大きく勝りながら、歌と演技の迫真性では逆に大きく劣っている。というか表現が薄い。
またまたこの感じになってきたが、やはりこれも時代の薄さのせいなのかな、とも思えて・・・いや、今日はやめておこう、このパターン。
でも、録画されたもう一本も結構新しいため、やはり見るのが不安です。








