法月綸太郎君 2014/1/26 By 27 Comments 以前、同級生に作家のいしいしんじ君がいるという話をしたが、もう一人、ミステリー作家の法月綸太郎(のりづきりんたろう・本名は山田純也さんらしい)君も、確か同級で、一度だけ鍋をご一緒したことがある。 共通の友人から「こいつミステリー作家なんや」と紹介されたが、当時はミステリーを読む習慣が全くなく、「あっ、そうなの?」と思っただけだったが、その後、新聞の記事やらで、島田荘司氏を起点に「新本格ミステリー」なるものが脚光を浴びつつあること、法月綸太郎はその新進メンバーのひとりであることを知り、へ~っ、と随分感心した記憶がある。 それもきっかけになったろうか、僕はミステリーをちょこちょこと読むようになったが、それを第一期とするなら、現在は第二期のミステリー読書ブームということになるだろう。 いずれにしても、いしいしんじ君のような寓話的作風はほぼ全く受け付けないタイプの人間だから、法月君の作品のほうが僕にはよほど身近であるが、ということは、その「良し悪し」に言及出来てしまえるというとにもなってしまう。 彼の作品は今までに計2編を読んだ。 ひとつめが『頼子のために』(1991年ごろ)、そして、ふたつめが先日読んだ『生首に聞いてみろ』。ともに彼の代表作というべきで、特に『生首』では本格ミステリ大賞や、このミス1位に選出されている。また、『生首』を読んでいる途中で気付いたのだが、彼は本年のこのミス1位にも選ばれたようで、そのための『生首』リバイバル本を僕が店頭で手に取ったということであった。 これはなかなかの実力者、しかも、息長く活躍している作家と呼ぶべきだろう。初期には我孫子や綾辻らのライバルに「次ぐ」存在であったが、今やその名声は十分に追いついたと言えるのではないかとも思う。とうに忘れられている(であろう)同級生の僕にとってもやはり相当に誇らしい。 さて、彼の作品であるが、随分前に読んだ『頼子』は、スピード感があって心地よく読ませるが、いまいちインパクトや深みに欠けている作品であったと記憶している。因みに、ストーリーは全く覚えていません。 次に、先日読み終えた『生首』の方だが、これは、いかにも力作というどっしりした本格的構成。メイントリックにもひとつおもしろいものがあるが、しかしこれまた、なんとはなく読み手=僕は盛り上がり切れなかった。 ちょっとケレン不足の作家と言っていいのではないか。 『生首』を例にとると、探偵自体がそういうキャラ付けである(そういうの、つまりホームズ的超人でない探偵が好きだそうな)うえに、物語の進行にもきっちりとリアリティを取ろうとするため、なんやらもたもたする。その癖、根元の筋立て自体がアンリアルなので、結局はそのリアル路線も成功していないのだけれど。 それから、ちょっと知り合いとして言いすぎかもしれないが、これは女子にモテない人の作風作品だなぁ、と読みながら何度も感じた。なんだろ。男性の作品としては心理描写の線が細いのかな。女子に花を贈るときに、必ず花言葉を意識するような、そんな濃やかさ(こまやかさ)に満ちているのが、正直僕には合わない。 でもま、後半は楽しく読めたし、水準以上の作品であることは間違いありません。『頼子』の方も含めてね。 では、次のこのミス1位『ノックス・マシン』はどうしようか? 正直、今はちょっと食指が伸びません。 作品の良し悪し・好き嫌いを「ストーリー」と「描写」に分けたとして、描写はいいがストーリーがつまらんという方が、ストーリーはいいが描写は合わん(代表は宮部みゆきさん)というよりも、まだとっつきやすい気がするもの。 しかし、どこかできっと読むことになるとは思います。 好きな分野の、直接見知った人の成功作だし、やっぱほかの人のを読むより刺激がある。 だから、その時に、ちょっとくらいストーリーやトリックは弱くていいから、描写自体がこちらの期待を裏切って良くなっていたり、作家としてのケレン味、臭みがぐぐっと増していたりするとすごく嬉しいな。 そして、もっともっと成功していってほしいと強く思います。頑張って!!!
yuka says 2014/1/29 at 8:33 PM 「ストーリー」と「描写」に分けて考える視点、これまで途中で読む意欲が失せてしまう理由が明快に説明された感じで、なるほどと思いました。 私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。 主人に聞いてみたら、法月さんのことは経歴などかなり詳しいことを知っているのに、作品は読んではいないとのこと。理由を尋ねると、「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。 パズラーという言葉の意味を初めて知りました。 花言葉は私も結構ドン引きかな。。。 返信
yuka says 2014/1/29 at 8:33 PM 「ストーリー」と「描写」に分けて考える視点、これまで途中で読む意欲が失せてしまう理由が明快に説明された感じで、なるほどと思いました。 私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。 主人に聞いてみたら、法月さんのことは経歴などかなり詳しいことを知っているのに、作品は読んではいないとのこと。理由を尋ねると、「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。 パズラーという言葉の意味を初めて知りました。 花言葉は私も結構ドン引きかな。。。 返信
yuka says 2014/1/29 at 8:33 PM 「ストーリー」と「描写」に分けて考える視点、これまで途中で読む意欲が失せてしまう理由が明快に説明された感じで、なるほどと思いました。 私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。 主人に聞いてみたら、法月さんのことは経歴などかなり詳しいことを知っているのに、作品は読んではいないとのこと。理由を尋ねると、「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。 パズラーという言葉の意味を初めて知りました。 花言葉は私も結構ドン引きかな。。。 返信
タクミ says 2014/1/30 at 8:40 PM >私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。 クリスティでしょ!?(笑) 他にディクスン・カーとか、エラリー・クイーンとか、僕も少々読みました。 その中では「描写」が素晴らしいのは断然クリスティですよね。この人は司馬遼太郎のように、過不足なく書ける人だと思います。読んでいる人の印象にそういうことが何も残らないくらいのベスト・バランス。 >「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。 パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。 僕らが子供のころの森村誠一とかの作品。一時、日本のミステリーは社会批判の衣をまとわずにはいられないような状態になってきていた。そこに異議を唱えたのが島田荘司以下の新本格派、ということだそうです。 パズラー系自体は、人間を描かないというのは、傾向としてはそうでも直接には違うと思います。 だって、法月作品は、その人間描写をちょこちょこと入れようとして、それが僕には合わないんだものw >花言葉は私も結構ドン引きかな。。。 槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑) 返信
タクミ says 2014/1/30 at 8:40 PM >私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。 クリスティでしょ!?(笑) 他にディクスン・カーとか、エラリー・クイーンとか、僕も少々読みました。 その中では「描写」が素晴らしいのは断然クリスティですよね。この人は司馬遼太郎のように、過不足なく書ける人だと思います。読んでいる人の印象にそういうことが何も残らないくらいのベスト・バランス。 >「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。 パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。 僕らが子供のころの森村誠一とかの作品。一時、日本のミステリーは社会批判の衣をまとわずにはいられないような状態になってきていた。そこに異議を唱えたのが島田荘司以下の新本格派、ということだそうです。 パズラー系自体は、人間を描かないというのは、傾向としてはそうでも直接には違うと思います。 だって、法月作品は、その人間描写をちょこちょこと入れようとして、それが僕には合わないんだものw >花言葉は私も結構ドン引きかな。。。 槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑) 返信
タクミ says 2014/1/30 at 8:40 PM >私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。 クリスティでしょ!?(笑) 他にディクスン・カーとか、エラリー・クイーンとか、僕も少々読みました。 その中では「描写」が素晴らしいのは断然クリスティですよね。この人は司馬遼太郎のように、過不足なく書ける人だと思います。読んでいる人の印象にそういうことが何も残らないくらいのベスト・バランス。 >「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。 パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。 僕らが子供のころの森村誠一とかの作品。一時、日本のミステリーは社会批判の衣をまとわずにはいられないような状態になってきていた。そこに異議を唱えたのが島田荘司以下の新本格派、ということだそうです。 パズラー系自体は、人間を描かないというのは、傾向としてはそうでも直接には違うと思います。 だって、法月作品は、その人間描写をちょこちょこと入れようとして、それが僕には合わないんだものw >花言葉は私も結構ドン引きかな。。。 槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑) 返信
yuka says 2014/1/30 at 9:46 PM >クリスティでしょ!?(笑) そうです! 高校生の頃でした。 あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。 >パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。 コメントに書きながら、対立概念ではないなと思ってました。 主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。 >槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑) そうですね、ルックス含め…。 私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。 返信
yuka says 2014/1/30 at 9:46 PM >クリスティでしょ!?(笑) そうです! 高校生の頃でした。 あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。 >パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。 コメントに書きながら、対立概念ではないなと思ってました。 主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。 >槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑) そうですね、ルックス含め…。 私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。 返信
yuka says 2014/1/30 at 9:46 PM >クリスティでしょ!?(笑) そうです! 高校生の頃でした。 あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。 >パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。 コメントに書きながら、対立概念ではないなと思ってました。 主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。 >槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑) そうですね、ルックス含め…。 私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。 返信
タクミ says 2014/1/31 at 3:13 PM >あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。 最初に「検屍官」を読んだら、関係のないところから犯人が出てくるパターンで。。。 こんなやつは二度と読むか!と思いました。 そこまではがっしりと本格的で良かったのだけれど。 >主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。 警察小説というのは、まあ刑事ものという感じですね。社会派に近いものも、本格に近いものも含まれるでしょう。 ちょっと渋めの男好きするような作品が多い傾向があるとは思います。 >私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。 これは思い切った解釈ですよ!(笑) 僕は村上作品がとんと頭に残らないから何も言えません。 何の話かもまったく覚えていなくらいだし。 ただ、こういう位置づけは聞いたことがないしおもしろいと思う。 ・・・ひょっとして外見から判断してない?w 返信
タクミ says 2014/1/31 at 3:13 PM >あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。 最初に「検屍官」を読んだら、関係のないところから犯人が出てくるパターンで。。。 こんなやつは二度と読むか!と思いました。 そこまではがっしりと本格的で良かったのだけれど。 >主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。 警察小説というのは、まあ刑事ものという感じですね。社会派に近いものも、本格に近いものも含まれるでしょう。 ちょっと渋めの男好きするような作品が多い傾向があるとは思います。 >私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。 これは思い切った解釈ですよ!(笑) 僕は村上作品がとんと頭に残らないから何も言えません。 何の話かもまったく覚えていなくらいだし。 ただ、こういう位置づけは聞いたことがないしおもしろいと思う。 ・・・ひょっとして外見から判断してない?w 返信
タクミ says 2014/1/31 at 3:13 PM >あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。 最初に「検屍官」を読んだら、関係のないところから犯人が出てくるパターンで。。。 こんなやつは二度と読むか!と思いました。 そこまではがっしりと本格的で良かったのだけれど。 >主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。 警察小説というのは、まあ刑事ものという感じですね。社会派に近いものも、本格に近いものも含まれるでしょう。 ちょっと渋めの男好きするような作品が多い傾向があるとは思います。 >私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。 これは思い切った解釈ですよ!(笑) 僕は村上作品がとんと頭に残らないから何も言えません。 何の話かもまったく覚えていなくらいだし。 ただ、こういう位置づけは聞いたことがないしおもしろいと思う。 ・・・ひょっとして外見から判断してない?w 返信
noichigo says 2014/2/1 at 1:56 AM 松江の妹(弟のフィアンセ)に「読んだことある?」と聞くと地元を舞台にした「密閉教室」なら、という答えが返ってきました( ゚。゚) 法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね…内匠先生(の世界)はレベルが高過ぎて>_< おやすみなさい⌒☆ 返信
noichigo says 2014/2/1 at 1:56 AM 松江の妹(弟のフィアンセ)に「読んだことある?」と聞くと地元を舞台にした「密閉教室」なら、という答えが返ってきました( ゚。゚) 法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね…内匠先生(の世界)はレベルが高過ぎて>_< おやすみなさい⌒☆ 返信
noichigo says 2014/2/1 at 1:56 AM 松江の妹(弟のフィアンセ)に「読んだことある?」と聞くと地元を舞台にした「密閉教室」なら、という答えが返ってきました( ゚。゚) 法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね…内匠先生(の世界)はレベルが高過ぎて>_< おやすみなさい⌒☆ 返信
タクミ says 2014/2/2 at 5:04 PM >法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね… いや、彼は法学部か経済学部だったはず。 ・・・法学部でした。 ミステリー好きのクラスメイトに紹介されたのです。 ミステリーと漫画が好きで、文学部の後に医学部に入って医者になった男。 本当に頭良かったわぁ。 返信
タクミ says 2014/2/2 at 5:04 PM >法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね… いや、彼は法学部か経済学部だったはず。 ・・・法学部でした。 ミステリー好きのクラスメイトに紹介されたのです。 ミステリーと漫画が好きで、文学部の後に医学部に入って医者になった男。 本当に頭良かったわぁ。 返信
タクミ says 2014/2/2 at 5:04 PM >法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね… いや、彼は法学部か経済学部だったはず。 ・・・法学部でした。 ミステリー好きのクラスメイトに紹介されたのです。 ミステリーと漫画が好きで、文学部の後に医学部に入って医者になった男。 本当に頭良かったわぁ。 返信
noichigo says 2014/2/2 at 7:36 PM 法学部でした! ごめんなさい、私どこ見て検索してんだか(/。\) >本当に頭良かったわぁ。 く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの? 返信
noichigo says 2014/2/2 at 7:36 PM 法学部でした! ごめんなさい、私どこ見て検索してんだか(/。\) >本当に頭良かったわぁ。 く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの? 返信
noichigo says 2014/2/2 at 7:36 PM 法学部でした! ごめんなさい、私どこ見て検索してんだか(/。\) >本当に頭良かったわぁ。 く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの? 返信
タクミ says 2014/2/5 at 5:44 PM > く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの? まあ、普通の話ですよ。 お互いのことを話して、最近の世の中の話をして。 ちょっと違うとすれば、政治や文学とかの話がちょいちょい出てくること、使ってる言葉が若干レベル高いこと、くらいでしょうか。 返信
タクミ says 2014/2/5 at 5:44 PM > く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの? まあ、普通の話ですよ。 お互いのことを話して、最近の世の中の話をして。 ちょっと違うとすれば、政治や文学とかの話がちょいちょい出てくること、使ってる言葉が若干レベル高いこと、くらいでしょうか。 返信
タクミ says 2014/2/5 at 5:44 PM > く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの? まあ、普通の話ですよ。 お互いのことを話して、最近の世の中の話をして。 ちょっと違うとすれば、政治や文学とかの話がちょいちょい出てくること、使ってる言葉が若干レベル高いこと、くらいでしょうか。 返信
noichigo says 2014/2/6 at 12:10 AM そうなんですね!ちょっぴり覗いてみたい気がします^^ 読書好きのかたの、整理整頓された本棚 書斎、積み上げられた本たちの山…どちらも素敵だなぁと思います。 返信
noichigo says 2014/2/6 at 12:10 AM そうなんですね!ちょっぴり覗いてみたい気がします^^ 読書好きのかたの、整理整頓された本棚 書斎、積み上げられた本たちの山…どちらも素敵だなぁと思います。 返信
noichigo says 2014/2/6 at 12:10 AM そうなんですね!ちょっぴり覗いてみたい気がします^^ 読書好きのかたの、整理整頓された本棚 書斎、積み上げられた本たちの山…どちらも素敵だなぁと思います。 返信
yuka says
「ストーリー」と「描写」に分けて考える視点、これまで途中で読む意欲が失せてしまう理由が明快に説明された感じで、なるほどと思いました。
私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。
主人に聞いてみたら、法月さんのことは経歴などかなり詳しいことを知っているのに、作品は読んではいないとのこと。理由を尋ねると、「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。
パズラーという言葉の意味を初めて知りました。
花言葉は私も結構ドン引きかな。。。
yuka says
「ストーリー」と「描写」に分けて考える視点、これまで途中で読む意欲が失せてしまう理由が明快に説明された感じで、なるほどと思いました。
私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。
主人に聞いてみたら、法月さんのことは経歴などかなり詳しいことを知っているのに、作品は読んではいないとのこと。理由を尋ねると、「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。
パズラーという言葉の意味を初めて知りました。
花言葉は私も結構ドン引きかな。。。
yuka says
「ストーリー」と「描写」に分けて考える視点、これまで途中で読む意欲が失せてしまう理由が明快に説明された感じで、なるほどと思いました。
私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。
主人に聞いてみたら、法月さんのことは経歴などかなり詳しいことを知っているのに、作品は読んではいないとのこと。理由を尋ねると、「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。
パズラーという言葉の意味を初めて知りました。
花言葉は私も結構ドン引きかな。。。
タクミ says
>私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。
クリスティでしょ!?(笑)
他にディクスン・カーとか、エラリー・クイーンとか、僕も少々読みました。
その中では「描写」が素晴らしいのは断然クリスティですよね。この人は司馬遼太郎のように、過不足なく書ける人だと思います。読んでいる人の印象にそういうことが何も残らないくらいのベスト・バランス。
>「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。
パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。
僕らが子供のころの森村誠一とかの作品。一時、日本のミステリーは社会批判の衣をまとわずにはいられないような状態になってきていた。そこに異議を唱えたのが島田荘司以下の新本格派、ということだそうです。
パズラー系自体は、人間を描かないというのは、傾向としてはそうでも直接には違うと思います。
だって、法月作品は、その人間描写をちょこちょこと入れようとして、それが僕には合わないんだものw
>花言葉は私も結構ドン引きかな。。。
槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑)
タクミ says
>私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。
クリスティでしょ!?(笑)
他にディクスン・カーとか、エラリー・クイーンとか、僕も少々読みました。
その中では「描写」が素晴らしいのは断然クリスティですよね。この人は司馬遼太郎のように、過不足なく書ける人だと思います。読んでいる人の印象にそういうことが何も残らないくらいのベスト・バランス。
>「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。
パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。
僕らが子供のころの森村誠一とかの作品。一時、日本のミステリーは社会批判の衣をまとわずにはいられないような状態になってきていた。そこに異議を唱えたのが島田荘司以下の新本格派、ということだそうです。
パズラー系自体は、人間を描かないというのは、傾向としてはそうでも直接には違うと思います。
だって、法月作品は、その人間描写をちょこちょこと入れようとして、それが僕には合わないんだものw
>花言葉は私も結構ドン引きかな。。。
槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑)
タクミ says
>私はミステリーは一時期海外の作家にはまって以来、とんと読んでいません。
クリスティでしょ!?(笑)
他にディクスン・カーとか、エラリー・クイーンとか、僕も少々読みました。
その中では「描写」が素晴らしいのは断然クリスティですよね。この人は司馬遼太郎のように、過不足なく書ける人だと思います。読んでいる人の印象にそういうことが何も残らないくらいのベスト・バランス。
>「パズラー系より人間を描いているもののほうが好きなんだよね」と。
パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。
僕らが子供のころの森村誠一とかの作品。一時、日本のミステリーは社会批判の衣をまとわずにはいられないような状態になってきていた。そこに異議を唱えたのが島田荘司以下の新本格派、ということだそうです。
パズラー系自体は、人間を描かないというのは、傾向としてはそうでも直接には違うと思います。
だって、法月作品は、その人間描写をちょこちょこと入れようとして、それが僕には合わないんだものw
>花言葉は私も結構ドン引きかな。。。
槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑)
yuka says
>クリスティでしょ!?(笑)
そうです! 高校生の頃でした。
あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。
>パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。
コメントに書きながら、対立概念ではないなと思ってました。
主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。
>槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑)
そうですね、ルックス含め…。
私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。
yuka says
>クリスティでしょ!?(笑)
そうです! 高校生の頃でした。
あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。
>パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。
コメントに書きながら、対立概念ではないなと思ってました。
主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。
>槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑)
そうですね、ルックス含め…。
私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。
yuka says
>クリスティでしょ!?(笑)
そうです! 高校生の頃でした。
あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。
>パズラー系=本格派(として)の対立概念は、普通「社会派」ミステリーということになるでしょう。
コメントに書きながら、対立概念ではないなと思ってました。
主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。
>槇原敬之的世界というとわかりやすいでしょうか(笑)
そうですね、ルックス含め…。
私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。
タクミ says
>あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。
最初に「検屍官」を読んだら、関係のないところから犯人が出てくるパターンで。。。
こんなやつは二度と読むか!と思いました。
そこまではがっしりと本格的で良かったのだけれど。
>主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。
警察小説というのは、まあ刑事ものという感じですね。社会派に近いものも、本格に近いものも含まれるでしょう。
ちょっと渋めの男好きするような作品が多い傾向があるとは思います。
>私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。
これは思い切った解釈ですよ!(笑)
僕は村上作品がとんと頭に残らないから何も言えません。
何の話かもまったく覚えていなくらいだし。
ただ、こういう位置づけは聞いたことがないしおもしろいと思う。
・・・ひょっとして外見から判断してない?w
タクミ says
>あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。
最初に「検屍官」を読んだら、関係のないところから犯人が出てくるパターンで。。。
こんなやつは二度と読むか!と思いました。
そこまではがっしりと本格的で良かったのだけれど。
>主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。
警察小説というのは、まあ刑事ものという感じですね。社会派に近いものも、本格に近いものも含まれるでしょう。
ちょっと渋めの男好きするような作品が多い傾向があるとは思います。
>私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。
これは思い切った解釈ですよ!(笑)
僕は村上作品がとんと頭に残らないから何も言えません。
何の話かもまったく覚えていなくらいだし。
ただ、こういう位置づけは聞いたことがないしおもしろいと思う。
・・・ひょっとして外見から判断してない?w
タクミ says
>あと、社会人になってからですが、パトリシアコーンウエルも読んでました。
最初に「検屍官」を読んだら、関係のないところから犯人が出てくるパターンで。。。
こんなやつは二度と読むか!と思いました。
そこまではがっしりと本格的で良かったのだけれど。
>主人がよく読んでいる(いた?)のは、その社会派系なのかな? 警察小説の話などをよく聞いたように思います。
警察小説というのは、まあ刑事ものという感じですね。社会派に近いものも、本格に近いものも含まれるでしょう。
ちょっと渋めの男好きするような作品が多い傾向があるとは思います。
>私の中の印象では、村上春樹作品もその近くに属します。特に昔の作品。。
これは思い切った解釈ですよ!(笑)
僕は村上作品がとんと頭に残らないから何も言えません。
何の話かもまったく覚えていなくらいだし。
ただ、こういう位置づけは聞いたことがないしおもしろいと思う。
・・・ひょっとして外見から判断してない?w
noichigo says
松江の妹(弟のフィアンセ)に「読んだことある?」と聞くと地元を舞台にした「密閉教室」なら、という答えが返ってきました( ゚。゚)
法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね…内匠先生(の世界)はレベルが高過ぎて>_< おやすみなさい⌒☆
noichigo says
松江の妹(弟のフィアンセ)に「読んだことある?」と聞くと地元を舞台にした「密閉教室」なら、という答えが返ってきました( ゚。゚)
法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね…内匠先生(の世界)はレベルが高過ぎて>_< おやすみなさい⌒☆
noichigo says
松江の妹(弟のフィアンセ)に「読んだことある?」と聞くと地元を舞台にした「密閉教室」なら、という答えが返ってきました( ゚。゚)
法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね…内匠先生(の世界)はレベルが高過ぎて>_< おやすみなさい⌒☆
タクミ says
>法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね…
いや、彼は法学部か経済学部だったはず。
・・・法学部でした。
ミステリー好きのクラスメイトに紹介されたのです。
ミステリーと漫画が好きで、文学部の後に医学部に入って医者になった男。
本当に頭良かったわぁ。
タクミ says
>法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね…
いや、彼は法学部か経済学部だったはず。
・・・法学部でした。
ミステリー好きのクラスメイトに紹介されたのです。
ミステリーと漫画が好きで、文学部の後に医学部に入って医者になった男。
本当に頭良かったわぁ。
タクミ says
>法月さんは記事の翌日に急死した永井一郎さんと同じ京大仏文科卒なんですね…
いや、彼は法学部か経済学部だったはず。
・・・法学部でした。
ミステリー好きのクラスメイトに紹介されたのです。
ミステリーと漫画が好きで、文学部の後に医学部に入って医者になった男。
本当に頭良かったわぁ。
noichigo says
法学部でした!
ごめんなさい、私どこ見て検索してんだか(/。\)
>本当に頭良かったわぁ。
く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの?
noichigo says
法学部でした!
ごめんなさい、私どこ見て検索してんだか(/。\)
>本当に頭良かったわぁ。
く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの?
noichigo says
法学部でした!
ごめんなさい、私どこ見て検索してんだか(/。\)
>本当に頭良かったわぁ。
く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの?
タクミ says
> く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの? まあ、普通の話ですよ。 お互いのことを話して、最近の世の中の話をして。 ちょっと違うとすれば、政治や文学とかの話がちょいちょい出てくること、使ってる言葉が若干レベル高いこと、くらいでしょうか。
タクミ says
> く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの? まあ、普通の話ですよ。 お互いのことを話して、最近の世の中の話をして。 ちょっと違うとすれば、政治や文学とかの話がちょいちょい出てくること、使ってる言葉が若干レベル高いこと、くらいでしょうか。
タクミ says
> く~>_< 内匠先生、そのようなかた達とのお鍋ではどんな話をなさるの? まあ、普通の話ですよ。 お互いのことを話して、最近の世の中の話をして。 ちょっと違うとすれば、政治や文学とかの話がちょいちょい出てくること、使ってる言葉が若干レベル高いこと、くらいでしょうか。
noichigo says
そうなんですね!ちょっぴり覗いてみたい気がします^^
読書好きのかたの、整理整頓された本棚 書斎、積み上げられた本たちの山…どちらも素敵だなぁと思います。
noichigo says
そうなんですね!ちょっぴり覗いてみたい気がします^^
読書好きのかたの、整理整頓された本棚 書斎、積み上げられた本たちの山…どちらも素敵だなぁと思います。
noichigo says
そうなんですね!ちょっぴり覗いてみたい気がします^^
読書好きのかたの、整理整頓された本棚 書斎、積み上げられた本たちの山…どちらも素敵だなぁと思います。