日本人プレイヤーの海外ビッグクラブとの契約が相次いでいる。
まずはサッカーの本田圭佑選手のACミラン入団。
僕はサッカーは詳しくないが、イメージでは、これはまず苦戦するのではないか。
彼のプレーがヨーロッパでも一流と感じるほど輝いて見えたことはほとんどない。
ただ僕は、この選手のメンタル面の特異さは、全日本のチームにあってとりわけ重要と感じてはいる。
こういう自己中な勝気さは今までの日本人選手になかったもので、こういう人がひとりふたりいてこそ、ここという場面で点が取れるのではないか。
その点では掛け値なしに日本最重要の選手だが、しかし、海外のクラブにあっては技術的に不足するし、メンタル面もさして得意でもなくなってしまい、一流半の選手にとどまるのではないかと思うのだ。
次に野球の田中将大選手のヤンキースとの契約。
野球のほうはよく見れるつもりだけど、この投手がメジャーで二けた勝てる力を持っているのは間違いないだろう。
ただ、その異常なまでの高額契約に見合うかというかというと、これもまた微妙だ。
去年は運も含めてすべてがうまく噛み合い、確かに日本プロ野球史上で最高ともいえるほどの成績を残した。
しかし、果たして彼はダルビッシュ以上の投手とまで言えるだろうか。
投げる球を見る限り、そこまでは至っていない気がする。
そして、それ以上に今年うまくいったその投球スタイル。
つまり、ランナーをためてから始めたギアを上げるというそれが、今年はことごとくうまくいったのだけれど、でも僕には、それが効率の良いものだとは到底思えないのだ。
最初からもう少しギアを上げてピンチを作らないほうがよりいいと思うし、第一、ギアを上げてもメジャーリーガーを確実に仕留められるかどうか。であれば、今年奏功した彼の新スタイル自体がご和算になるのだが、では果たして去年までのマー君にこれほどの値段がついただろうか。
マー君がダルビッシュよりも上回っているところは、「勝てるタイプの投手」というところだと思う。球と内容のダルビッシュ、勝ち星の田中。そういう意味ではバックが点を取ってくれるヤンキースは、以前の楽天などよりよほど田中にあっているのではないか、というプラス要因もある。
もちろん両者ともに成功してくれればと願うが、その気持ちは正直マー君に対してのほうがだいぶ強いかな。
人間のタイプが、シャイなマー君とがめつい本田とでは正反対に近いと言っていいと思うのだけれど、どうしてもマー君タイプが僕の好みだからね。








