
簡単にあらすじから紹介します
原作は19世紀の貴族社会が舞台ですが、本作の舞台は第2次世界大戦のドイツ・ナチス占領下パリ。
元歌手の主人公マルグリットも、現在はドイツ人の将軍オットーの寵愛を受け、贅沢で享楽的な日々を過ごしていたが、彼女の40歳のパーティーに現れた若きピアニストアルマンの、憧れに満ちた求愛によって、純粋な恋心に身を焦がすようになる。
許されぬ逢瀬を重ねながら、必ずしも強い不満を持つわけでもないマルグリットに対し、アルマンは2人での新しい暮らしを求める。ついに彼女も逃避を決意するが、同時に愛人オットーにすべてを知られることとなり、アルマンへの非情な別れの手紙を書かされる羽目に。
失意の中、彼女への思いを断ち切ろうとするアルマンに、レジスタンスは、彼の姉を救出するための危険なテロを持ちかける。それは、パーティー会場にてオットーを銃殺するというものであった・・・(その後は、「ネタばれ」にならないよう止めておきます)
そして、最後はマルグリットの衰弱死と嘆き悲しむアルマンという原作通りの場面で終わり、そこで涙々となるはずなのですが・・・、僕は泣けなかったなぁ
誰に同情していいのかわからないからだと思います
僕は、どうしても中年男に同情してしまいがちになるのかもしれませんが(笑)、この物語の1番の被害者は「悪役」であるオットーとしか思えないんですよね。
お金で女性を買いながら、愛情をあたえることを「きっちり演じてもくれない」傲慢パリ女を、都会パリに憧れるように深く愛し、裏切った女を当然処罰するも愛人には約束通り手を出さず、ついにはさらなる悲劇が待っている・・・
こりゃ悲惨そのものでしょう??
そして、人としてそれぞれ罪を犯した主人公2人は、被害者面よろしく、最後には悲惨な状況の中にも至高の愛に酔っている・・・
これはやっぱり、フランス人が書いたフランス人の悲劇だからこうなっちゃったのではないかな(笑)
それと、まあこっちは仕方のない部分もあるが、このように「一瞬で恋に落ちる」という話には、僕はタイタニック同様どうしても深く入り込めないし、それならばそれで「恋に見えて実は現実逃避的なんだ」とかの現代的深みを持たせる方法もあったけど、そういう粋なこともしていないんですよね。そういう深みこそ、フランス人の真骨頂だと思うのだけれど・・・
という感じ。
この音楽を始めすばらしい要素のいっぱい詰まった作品が、普遍的永遠の名作となるためには、主人公2人を被害者とはっきり思わせるためのストーリーやセリフの改良が少々必要なのでは?と思いました。
ちょっと手厳しい?(笑)
でも、そんな風になりながら、いつまでも寿美礼さんに演じ続けていって欲しいものだと思うのです

『天使にラブソングを』映画版
なかなか有名な作品だが、恥ずかしながら初見でした。そして、思っていたよりもはるかに良かった。 ストーリーはシンプル。ハスッパなナイトクラブ歌手が思わぬことから修道女となり、そこで引き起こす悶着と、合唱指導を通してお互いが





