ホリエモン著『自分のことだけ考える』 2018/11/23 By Leave a Comment 堀江貴文氏の『自分のことだけ考える』という本を読んでみました。 ホリエモンはわりと好きなんです。 いつも言うことが刺激的でよいなぁと思っていて。 彼の経済やお金の本を読んだことはありましたけど、精神的内容のものは初めて。 おもしろいかな?と買ってみました。 残念ながら50点。すらすら読めるので、内容薄いけど損もしてないか、くらいです。 請われて、「じゃあ書くか」となったのでしょうが、こういう本を書くなら、もうちょっと内容を詰め込む準備をした方が良かったのじゃないかな、と個人的には思う。 言い直せば、彼自身や、類似傾向の人の言動から、ここに書いてあるような生き方に断片的に触れていって、もうほとんど既知の状況になってから、本書を手に取ってしまったというところでしょうか。 好感は持てる内容です。いつものように潔い。 でも、こういう人にありがちな、自慢率が高い傾向ははっきりとあります。 「こう生きるべきだよ」の根拠が、「自分はそうしてきたから」なんですね。 僕にもそういう傾向あるから、ちょっと寒かったりしてw その中で、ちょっと心に残ったのは ①(仕事で)さらに手を広げて学ぶよりも、既に詳しい人と手を組んだ方が早い。 というような内容。そのまんまの言葉はないのですが。 ②同じくビジネスでは、徹底的にパクれ。孫さんは、外国で既に流行っているビジネスモデルを輸入してくることを「タイムマシン経営」と呼んでいるとか。ヤフーもSBI証券もアイフォーンもアメリカからパクって持ってきた。 また、トリンプの吉越さんは、徹底的にパクる、という概念に「TTP」という名を付けたそう。TTP=徹底的にパクる、です(笑) ③IoTや遺伝子工学など、社会の在り方を一変させてしまうようなテクノロジーの新しい波は次々ときている。「僕の目に映る未来は希望の光で照らされた明るい世界だ」とのこと。あとがき的な最終部分にあった記述なんだけれど、これは何気に一番心が動きました。 だって、僕(内匠)の目に映る世界・・・というより日本の将来は、どんよりと曇っているのだもの。 他の先進国でもこの20年間で、2~3倍にGDPを伸ばしているのに、日本は10%くらいしか伸びていない、とか。国の借金が、対GDP比でダントツの世界一で、さらに増え続けていることとか。若者の学力が恐ろしい勢いで下がっていっている、とか。全然明るいものが見えない。世界の人口も爆発的に増え続けているしね。 そんな中で、ホリエモンが、そのようにポジティブの世界を捉えているというは、意外でもあったし、「あぁ、そういう考え方もできるのだな」「自分もそう捉えてみたいな」と素直に思いました。 ・・・と、それくらい! ちょっと後味は良かったけれど、正直もの足りなかったよ、ホリエモン! でも、これからも、色々と脳みそ揺らしてくれる言葉を期待しています!! ってか。
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