Takumi Blog

タクミな話

男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

今回寅さんを観るまでに1本しか観たことがなくて、しかも随分昔だからどれを観たか覚えていない。
「第1作」「相合い傘」の次に選んだのがこれだったのだが、しばらく観てビックリ!なんと、その1本がこれであった。だから再見ということになる。

sp_poster17

学生時のレンタルショップでDVDの裏を見ながら決めたはず。
代表作、などという言葉で選んだろうから、確かに被るリスクはあったのだ。そして、寅次郎の旅先が「兵庫県龍野市」である。これだろう。
今はたつの市と表記するこの場所が、僕の両親の故郷となる。と言ってもお見合い結婚だけれどね(笑)

「ロケ地が龍野」という記述を見て本作を選んだのであろう、その時の感想同様、今回も龍野をいいように撮ってくれていて、嬉しいような恥ずかしいような気持になる。
確かに、こういうゆったりしたところではあって。
夕方になると町中に「赤とんぼの唄」が流れる。作詞者三木露風の出身地なのだ。歌詞は流れていないのだけれど(笑)
「夕焼~け小焼~けの、赤と~んぼ~♪」
あっ、だから「寅次郎夕焼け小焼け」か。気づけよ(笑)

さて映画の方。
先に言ったように、寅さんシリーズ中の代表作であり、マドンナ太地喜和子も、名マドンナに数えられる。しかし、作品のレベルもマドンナも、「相合い傘」と浅丘ルリ子に一歩も二歩も譲るといったところだろう

それでも、最後の、宇野重吉演じる画家先生が、寅さんの赤心に心動かされる場面はすごくよい。芸者ぼたんの借金返済のために絵を描いてくれという、どう考えても無理を言ってくる寅さんに、でも、それこそが人間の真実と思い至ったか、一幅の絵(洋風なので1架?)を描き、ぼたんに寄贈する。それを返済すれば借金が返せるぼたんはしかし「私譲らへん。一生宝もんにするんや」と涙で叫ぶ。

金よりも心、というシンプルなメッセージが身体を貫いてくる。78点

次に読むなら

『天使にラブソングを』映画版

なかなか有名な作品だが、恥ずかしながら初見でした。そして、思っていたよりもはるかに良かった。 ストーリーはシンプル。ハスッパなナイトクラブ歌手が思わぬことから修道女となり、そこで引き起こす悶着と、合唱指導を通してお互いが

Read More »

究極のデブキャラ『スクール・オブ・ロック』

学園もの音楽劇・・・でいいのかな。非常に楽しくて、後半は涙もボロボロ。最近見た中でベストの作品と言っていい(この後『マッドマックス怒りのデスロード』を観て、これは更新されてしまったが)。 ロック・バカすぎる男が自分の作っ

Read More »

『スワロウテイル』は邦画の金字塔

3度目の視聴となる。公開が1994年だから初見時は30歳くらいだったのか。さすがに少し古ちゃちいシーンもあったが、全体としての価値は衰えていないと感じた。 まず、強い円を求めて流民が群がる虚構の街イェン・タウン(東京の呼

Read More »

『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』

エイリアンが一株の花に成りすまして地球で住まい、人類の制服を目指す・・・というB級ホラー作品(映画あり)の、さらにミュージカル版の映画化作品。 音楽も悪くないし、セットやダンスの雰囲気も良いが、実際かなり退屈した。最近観

Read More »

『ピンポン』はちょっと期待外れ

2002年、同名コミックを実写化した作品。十分におもしろいけれど、まあこんなもんだろ、という感じ。 原作は1冊くらい読んだことがあったか。続けて読みたくもあったが、どうしてもというほどでもなく。なんとなく展開が予想された

Read More »