京都店での仕事を終えて帰ってきました。
なかなかに有意義な一週間でしたが、今日は今週の読書の話だけ。
まず一冊目、『その女アレックス』(ピエール・ルメートル著)

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「週刊文春2014年ミステリーベスト10」1位。 「ミステリが読みたい! 」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位という錚々たる受賞歴に恥じぬ、相当にしっかりした内容のミステリーです。
突然に誘拐~監禁された美貌の女性を被害者と思って読んでいると、実は彼女自身がシリアルキラーであり、その復讐として攫われていた。また、脱出に成功した彼女が、引き続いての連続殺人に臨むも、最終盤にはまた彼女の被害者的側面が明らかにされていくという、どんでん返しぶり。
かなり猟奇的な部分もありながら、読後感は悪くありません。
こういうのを「カタルシス(が高い)」というのかしら。
ただ、全体を読み終わってみると、最初の誘拐自体がまず付け足しとも言え、ちょっとあざといなとは思いますけど。78点
『三国志談義』 安野 光雅、半藤 一利著

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アレックスが結構ヘビーだったので、口直しに三国志のゆるいトーク本を読んでみました。
感想は、まあ、ゆるいですね~というだけかな(笑)
孔明や曹操に得点を付けているのは楽しかった。
司馬懿仲達の得点が意外に厳しかったりしてね。
まあ、いいでしょう。63点
最後が『侠飯(おとこめし)』 福澤 徹三

無題

先の『大名やくざ』が非常な掘り出し物であった上に、続巻がなかなか出ないので、じれてやくざ者のライトなのを手に取ったのですが、これはまったく外しました。
ライトすぎる。
第一、料理ものにあまり興味ないし。
25%くらい読んで断念です。35点
とまあ、読書面ではいまいちな一週間でしたかね(笑)

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