昨日から京都です。
こっちに来るとよく本を読みますね。
まず新幹線の中、休憩中は東京にいる時もだが、家に帰ってからも暇なもので。
昨日も一冊読み終えました。
「大名やくざ2」(風野真知雄著) つまりシリーズの2冊目です。

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現役のやくざが大名でもあるっていうひどい設定。
内容は題名通りでライト。ちょっと下品すぎたり(変な濡れ場とかがあるとかじゃないです)、やくざの方が武士より強かったりするのが嫌だったりもしますが、おおむねは非常に楽しいです。
まず主人公が「不屈タイプ」なのが僕のツボで。
柳沢吉保に「大名になるのは大変だぞ」と言われると「私の人生で難しくなかったことなどない。そこを何とかやってきたのです」という内容のことを言い放ちます。そして決してめげない。いいですね。
それから、軽妙であるけれども軽薄じゃないんですよね。そこもいい。
著者が世の中の事をか~な~りわかって書いていらっしゃいます。
ちょっと引用させてもらいましょう。
柳沢を抱き込み大名になった主人公虎之助に、柳沢が
「一番大事なことは、上さまへのご挨拶だ」
「そうでしょうな」
「上さまは、将軍になってから、既に四十以上の藩をお取りつぶしになられた」
「そんなに」
「外様を狙い撃ちにしているように思われがちだが、そんなことはない。親藩も遠慮なく改易になさっている」
「そうですか」
うなずいたが、そんな話を信用するわけがない。
親藩がつぶされたのは相当な理由があった。外様は無理やり理由をつくられ、かんたんに取りつぶされた。そうに決まっている。
「上さまは、実に公平な方でな」
公平だったり、稚児上がり(吉保)を老中筆頭になどしない。
だが、そんなことは言えるわけがなく、
「じつに」
と、適当な返事をした。
「まあ、わしもこれからはずいぶんとそなたに助けてもらわないければならぬしな」
「それはもちろん」
「成り上がり者同士でな。むふふ」
言い方が軽い。
だいたいが、こういう文人肌の方が、虎之助のような武闘派を好むのである。
〈以上引用。一部削除〉
どうです?楽しくなってきませんか?
テンポよく進みながら、世の真理にぽぽんと迫ってもいる。
読んでて、なんか浮き浮きしてくるんですね。
この前の「もぐら」や、「うれしい悲鳴を・・・」みたいに内容薄くもないし、ストレス解消にもってこいのシリーズ。いいですよ。
ただし、多分に男子向けですが(汗

6件のフィードバック

  1. 何回かやってみたんですけど
    新幹線の中で活字をみてると吐きそうになってしまう…(;´`)
    最近は池井戸 潤と畠中 恵の小説よく読んでます。

  2. 何回かやってみたんですけど
    新幹線の中で活字をみてると吐きそうになってしまう…(;´`)
    最近は池井戸 潤と畠中 恵の小説よく読んでます。

  3. 何回かやってみたんですけど
    新幹線の中で活字をみてると吐きそうになってしまう…(;´`)
    最近は池井戸 潤と畠中 恵の小説よく読んでます。

  4. >新幹線の中で活字をみてると吐きそうになってしまう…(;´`)
    僕も車はダメです。
    前はバスはいけたが、今はそこも無理。
    先日船もアカンなってたなぁ。
    電車系は今の所大丈夫ですが。
    >最近は池井戸 潤と畠中 恵の小説よく読んでます。
    ほ~。
    僕も読むところだ。

  5. >新幹線の中で活字をみてると吐きそうになってしまう…(;´`)
    僕も車はダメです。
    前はバスはいけたが、今はそこも無理。
    先日船もアカンなってたなぁ。
    電車系は今の所大丈夫ですが。
    >最近は池井戸 潤と畠中 恵の小説よく読んでます。
    ほ~。
    僕も読むところだ。

  6. >新幹線の中で活字をみてると吐きそうになってしまう…(;´`)
    僕も車はダメです。
    前はバスはいけたが、今はそこも無理。
    先日船もアカンなってたなぁ。
    電車系は今の所大丈夫ですが。
    >最近は池井戸 潤と畠中 恵の小説よく読んでます。
    ほ~。
    僕も読むところだ。

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