
美大生の主人公は20歳年上の画家でもある講師(既婚者)と付き合っている。
最初は飲み会の帰りに講師のほうから生徒に「好きだよ」と告白。後日「モデルになってよ」と頼まれ講師のアトリエ(マンション)に行くことに。
最初は特にセクシャルな展開もなく、少し「期待はずれ」の感を抱く主人公だったが、やがては肉体関係に。
付き合いは1年以上続いたが、講師は突然に学校を退職し、1ヶ月間の海外旅行に行ってしまう。
そして、帰国後だいぶ時を経てからやっと掛かってきた電話内容で、元講師が「どうしても絵を描けない」「絵をやめる」と深く悩んでいるのに自らを必要とされていないことを知り、恋愛がもう終わってしまっていたことにはじめて気付く主人公であった・・・
さて、皆さんはこの話を聞いて、この主人公を男性と思いましたか?それとも女性と思いましたか??
山崎ナオコーラ氏著『人のセックスを笑うな』を、僕は「苦手なパターンだなぁ」と思いながら読みました。
文体は平易、とても短い話なので読みきれましたが、みずみずしさに好感は持てるけれどもなんてことのないストーリーの、こういう恋愛文学が僕は基本的に苦手なのです
ところが、解説を読んで驚いた
要するにこれは「女性化する男の子を描いた小説」である、とのことに
『人のセックスを笑うな』の主人公・磯貝みるめ(もちろん男の子です)の恋愛は基本受け身。世間一般的には決して条件の良くない相手(原作のほうは映画の永作さんみたいにかわいい人では全然ありません)のことをいとおしくて仕方なく、同級のかわいい女の子に告白されても「好きな人がいるんだ。だから付き合えない」と即座に断ってしまいます。
では、それらは一般的なことなのでしょうか
男性として正しい、そうあるべき行為なのでしょうか
僕達が子供の頃から見てきた、親や自らの世代の男性の本音を思えば、それは絶対に「異常」です
僕がティーンの頃は、10人に1人レベルの美人にだけ人気が集中。自分に自信のある男の子が進んで告白し、あるいはたびたびライバルを蹴散らして彼女らを得ていました。
そのレベルの女の子以外と付き合うのははっきり言って「妥協」
それに、妥協だから本命だからというのではなく、常に他の女性を求める気持ちも強く持っていました。
なぜなら、その世代の男性ならば、ほぼ全員本音は「叶うことなら夢はハーレム
一人の女性で満足する若者などは、だいたい「健常者でないだけ」と言ってしまってよく、そういう男性を求める女性に対しては、ただ笑い飛ばしてやるだけでよかった。
ところが・・・
今回の記事は続きます。
珍しいでしょ?
ここまででも、良ければメッセージくださいね

『天使にラブソングを』映画版
なかなか有名な作品だが、恥ずかしながら初見でした。そして、思っていたよりもはるかに良かった。 ストーリーはシンプル。ハスッパなナイトクラブ歌手が思わぬことから修道女となり、そこで引き起こす悶着と、合唱指導を通してお互いが





