1976年の作品。いわゆるスコセッシ×デ・ニーロ作品の最高峰にして、70年代を代表する映画であるという世評は確立されていると言っていいだろう。

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スペクタクルでもないのに、ものすごく「映画を観た」という気持ちにさせてくれる”ザ・映画”という感じだ。しかし、大いに楽しめたかというと、そうでもない。

ベトナム戦争後の70年代的世相を反映したパターンだが、ストーリーもまずまずしっかりしていて、ある程度は共感できる中、いかにも映画という映像がどんどんと入ってくる。完成度が高いということだ。それでもイマイチに感じるのは、そうだなぁ・・・

自分がやはり、(もっと)ストーリー展開を中心に映画鑑賞するタイプだからなのだろうね。
年齢を重ね、主人公と同化して観ていた頃からは大きく様変わりして、悪役ばかりを追いかけるようになった。それ以外にもいろいろと見方は変わってきているだろう。しかし、ストーリー中心に”文系的に”観ていく、という体質は三つ子の魂のように変容しないみたい。

デ・ニーロはやはり良い。この人とジャック・ニコルソンの、笑顔でもどこか虚無な感じは格別だ。いや、ホフマンやロビン・ウィリアムスもそういうところあるから、世代的なものが強いのかな。
なんか、こういう俳優の演技を、これぞ”テレビ的でなく映画的なもの”と刷り込まれた世代なのだろうね。上等だな、と思うし満足感が高い。でも、そういうのも普遍ではなくて時代的なものだろうとは同時に思うけれど。70点

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