絶対に観たことあるつもりだったのだが、どうも初めてだったみたい。

SinginintheRain02-459x650

前半、すごいです! まず、始まってすぐに、男性二人のダンスシーンがあるのだけれど、そのレベルの高さに度肝抜かれる。そのあともドナルド・オコナ―という、ジーン・ケリーの相方が、アクロバティックなコメディダンスみたいなのを踊るが、まさに超人的。
アメリカ人が選ぶミュージカル歴代1位とのランキングに対し、この古さでまさか・・・と思っていたのだけれど、いや、ありえるかも?と。

ところが、まさかの後半失速
1番の理由は単純明快、ネタ不足で飽きてしまうんですね。

まず、ダンスがほぼタップ。バレエっぽいのとか、アクロバティックなのはあるけれど、でもまあ時代感強い。有名なSing’ in the rainでさえ、後半に位置するので、「またこのパターンかよ~」と思いながら観てしまう。それとやっぱ、音楽の調子も似たり寄ったりなのだろう。最後に、ザ・ブロードウェイみたいなビッグバンド系があるが、それはちょっとセンスが追い付いていなくて残念!

前半の方が特に優れているというわけでもなく、(最後のビッグバンド系以外)後半もレベルが高いと思うのだけれど、ただ、変化の無さに飽きてしまう。

古典イメージが強いけれど、それでも公開は1952年。1961年のウエストサイドがあれだけ垢抜けているのを見ると、古色感は否めない。ご機嫌な人たちばかり出ている段階で、あ~、この時代の作品だな、となるし。それでも尚!です。全体をもう少し短くして、最後のビッグバンド系を成功させていれば、いまだ歴代1位もありえたのではないか・・・? そう思わせるだけのダンス、洗練であったことは声を大にして言っておきたい。82点

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

お近くのサロンにご相談ください

南青山店

LINEを開く

京都店

LINEを開く