韓国映画をまとめて観てみようかな、と。
僕たち日本男性には悲しいかな韓国アレルギーみたいなのはあって、僕にもそれが少々紛れ込んでいるのだけれど、一方で以前劇場で観た「オールド・ボーイ」は本当に素晴らしかったし、いつか観てみたいなとも思っていた。
その1本目がこれ。
お婆ちゃんが60歳くらい若返って孫たちと引き起こす騒動を描いた映画、と言ったところか。
まず感じたのは、韓国の女性の気性の荒さ!
これマジか? 本当にこんなもんだとすると、やはり僕にはとても同国には住めない。
そして、「相変わらず家族愛なのね」と。
邦画より劣るな、と感じるのは、なんというか粗っぽいところ。
王子役にあたる音楽プロデューサーは、ありきたりのK-POPに辟易して「ソウル(魂)で歌う新人」ばかりを探しているキャラなのに、家はありきたりの都会の高層マンションで赤ワインだったりするところとか。
深堀りがないからキャラが心に残らない。
対して勝っているのは、音楽シーンだ。
こういうところで、邦画だとカッコばかりつけて、良いのか悪いのかわからないような(5回聞いて初めて気に入るような)楽曲を歌わせがちだが、この映画ではほどよくわかりやすく、でもギリギリばかばかしくならないような曲を当てている。
こういうセンス差は、ほぼ「韓国の方がポジティブ、日本人がネガティブ」と言って近いだろう。
しかし、大枠で括れば、邦画でもままあるような内容の映画、ノリであり、これならわざわざ韓国モノを見なくとも・・・と思わせる1本目ではあった。80点
