先日国立新美術館の安藤忠雄展を見てきた。
彼の代表作「光の教会」を敷地内に再現してしまおうという壮大なもの。その他模型の出品なども非常に多数。
最終日ということもあってか、平日にもかかわらずものすごい混雑だった。

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さらに娘の風亜が超めんどくさく、ゆっくりと見れる、というのには程遠かったが、それでも彼の芸風を俯瞰することはできたと思う。

総じて好感。ある意味で満点、別の意味では90点だ。

まず90点のほう。
「どこからこんな発想が・・・?」という驚きはあまりない。芸術家らしい、あのコンプレックスも伴う感覚にとらわれることがないのだ。そこが10点減。

そして、それゆえにこそ満点となる。
壮大ではあるが、常人でも思いつかないこともない範囲のことを、かっこよくやり通す。
すると「世界の安藤」と言われる。
随分と希望が持てるじゃないか・・・自分に(笑)

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かっこいいが、既視感がないわけでもない。
もちろん、彼がやってしまったこと(自体とその亜流)をどこかで見て、既視だと言ってしまっている部分もあるだろうけれど、でも、彼の思い描くフォルムなどは、やはり突飛なものでもない気がする。
そして、基本はコテコテだ。でかい卵を建築の中に入れてしまおうよ、とか、「そういうことでしかない」。
じゃあ、大きくは自分と同じ芸風であると思う。
やってることの種類も、スケールも、チカラも全然違うけれど。
でも、自分のやってることのレベルやスケールを上げていけばいいのだろ、と素直に思えてしまう。

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そして人柄がまたいいですね。野村監督とかと並んで、大好きなジジイの部類。
あんな大人に一歩でも近づきながら死んでいきたいものです。

※一番上の写真は風亜・3歳。ウザさを極め、ついにクロスを纏うまでになった?
フレアの一種でしょうけど、おもしろい写真です。

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