思っていたのと全然違った。特に前半。

gojira

ゴジラはどんどん変容していくし、政府の人間は右往左往。法律に行動を制限されるいかにもリアルな”今日本にゴジラが突然来たら”を描く手法はかなり斬新だ。これはかなりの作品では!?と思ったが、残念ながら、そこまでの真新しさで最後までは行かなかった。

序盤に出てきた怪獣がダサく、これを倒すなりしてゴジラが出てくるのかな、と思っていたら、なんと変態を遂げてよく見知るところのゴジラとなる。名前はアメリカ人の付けたGODZILLAから読みやすいようにゴジラとした、というのはちょっとしたシャレだろう。

煮詰まらない指導者の矮小な判断で駆除のチャンスを逃し、次には太刀打ちできない強さになって再登場し、要人も次々死んでいくあたりまでは、感嘆の連続!
しかし、過去に放射性物質を大量に吞み込んでいるせいか、人間を超えた完全な生物に進化していく、という展開では、コンセプト的に無理くりでもないが、どうしても前半保っていたリアリティを失ってしまった。

そこからは流して観てしまう作品になり、なかなか残念。総合82点とさせてもらうが、前半は90点クラス、後半は70点と、前後で明暗を分けての結果であることを付記しておきます。

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