昨日は刺激の多い1日となりました。
夜に用事があったので、日曜日までの勤務の後京都に残っていたのですが、時間に余裕ができて少しブラブラもして過ごしました。
朝(時間的には昼ごろですが)には新聞を2紙読んで「そのこと」について考えました。人にも「そのこと」の話をしました。そしてブラっとして行き着いた四条河原町の交差点で、「そのこと」への抗議集会に出くわし、しばし立ち止まって眺めていました。
「そのこと」とは当然、集団的自衛権の憲法解釈変更を閣議決定した問題のことです。

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安倍首相をはじめとする推進派の考えは「強国足りえるためにコスパの良い方法を選ぶ」ということだと思います。
少なくとも大がかりな戦争をしたいということではない。
しかし、小規模な戦争に発展するリスクは辞さず、ということでもあるでしょう。
戦争放棄の放棄。つまり日本国憲法の3大原則のひとつを放棄したことになります。
日本にとって平和主義、戦争放棄は対外的にアドヴァンテージとして働いてきました。多分今まではざっくりそうだったでしょう。ところが日本を取り巻く環境はここにきて大きく変わってきている。
シェールガスの利用が可能となってきたことなどで、海洋国境線の拡大・保持が重要になるとともに中国が強引に国境線を広げようとしだした。また、経済的に発展を遂げた中国は、その経済圏を拡大するために経済と軍事の両方の力を用いようとしている。それに対すべきアメリカは、ここにきて軍事費を削減し、アジアでの兵力展開も抑えようという方向。米・日(+韓)が東南アジア~インドと続く莫大な人口の南アジア圏を権力圏に置くためには日本の軍事力も必要であり、そこを避けていては中国重視のオバマ政権に日本が「外されて」しまう可能性すらある・・・。
こんなところでしょうか。
経済だけで国益を守り、アジアの長で居続ける、つまり経済:軍事=10:0よりも、例えば8:2くらいにしてしまえばウンと楽になる。金額だけに置き換えれば安く済み、つまりコスパが高い。
それから、日本が軍事に積極的となることで日本の軍需産業が賑わう。この業界の要請・突き上げは大きく、あるいはこれがメインの動機かもしれん。もし世界中の兵器の情報を詳しく知ることになれば、ものすごい防衛力になるかもしれないしね。でも、日本が「死の商人」の総本山になってしまうけど。
そして言うまでもなく、歴史を見れば、こうやって戦争に巻き込まれていくのでしょう。
領海内を通る米軍の護衛くらいならまだしも、東南アジアの国が中国軍の圧力でヘルプ!と。それの後方支援くらいで出した自衛隊が攻撃を受け応戦、みたいな構図。僕が生きているうちにも起こるでしょう。
昨日日本国はものすごい判断をしました。
僕はそう思います。
かく言う僕自身は「ついていく」主義。日本人がどういう判断をしようと、それに倣うだけ。ここ最近は明らかにそう認識しています。
もちろん、どちらかを選ばせてくれるなら、戦争放棄の方を選びますよ。
そのために国や自分が貧しくなることが(幾分か)あろうともです。
でも、結局そうはならないじゃないですか。
貧しくなる判断なんて日本人は決してしない。だから、戦争もOKとなる。自分に選択はできない。
そのようなことを色々と考えた、おもしろい1日でした。

33件のフィードバック

  1. >昨日日本国はものすごい判断をしました。
    大変なことになったなと思いました。
    >それに倣うだけ。
    私もそうです。日本がどうすべきか恥ずかしながら意見すらようしない。
    >もちろん~戦争放棄の方を選びますよ。
    ほんまにね。私、地に足がついていないというか全てが絵空事のような気がする時があって…。

  2. >昨日日本国はものすごい判断をしました。
    大変なことになったなと思いました。
    >それに倣うだけ。
    私もそうです。日本がどうすべきか恥ずかしながら意見すらようしない。
    >もちろん~戦争放棄の方を選びますよ。
    ほんまにね。私、地に足がついていないというか全てが絵空事のような気がする時があって…。

  3. >昨日日本国はものすごい判断をしました。
    大変なことになったなと思いました。
    >それに倣うだけ。
    私もそうです。日本がどうすべきか恥ずかしながら意見すらようしない。
    >もちろん~戦争放棄の方を選びますよ。
    ほんまにね。私、地に足がついていないというか全てが絵空事のような気がする時があって…。

  4. いま、社員面接のときに終戦の年を聞いても答えられない人の方が多いのですよ。
    美容の世界に来る人だからアホっちゃあそうなんですけど、それにしてもね。
    現代日本人が覚えるべき年号をたった一つだけ挙げるとしたら終戦の年なのじゃないですか。
    もう勉強が崩壊してしまっていますよね。
    なんか、いまさらながら教育熱が湧いてきました。

  5. いま、社員面接のときに終戦の年を聞いても答えられない人の方が多いのですよ。
    美容の世界に来る人だからアホっちゃあそうなんですけど、それにしてもね。
    現代日本人が覚えるべき年号をたった一つだけ挙げるとしたら終戦の年なのじゃないですか。
    もう勉強が崩壊してしまっていますよね。
    なんか、いまさらながら教育熱が湧いてきました。

  6. いま、社員面接のときに終戦の年を聞いても答えられない人の方が多いのですよ。
    美容の世界に来る人だからアホっちゃあそうなんですけど、それにしてもね。
    現代日本人が覚えるべき年号をたった一つだけ挙げるとしたら終戦の年なのじゃないですか。
    もう勉強が崩壊してしまっていますよね。
    なんか、いまさらながら教育熱が湧いてきました。

  7. 個別的自衛権に、但し日本を守る為に応戦した国が、攻撃され(
    される危険がある)場合は、攻撃できる。でもいいのかなとか、おもったりしましたが、それだけでは、済まされないんでしょうね。難しい…

  8. 個別的自衛権に、但し日本を守る為に応戦した国が、攻撃され(
    される危険がある)場合は、攻撃できる。でもいいのかなとか、おもったりしましたが、それだけでは、済まされないんでしょうね。難しい…

  9. 個別的自衛権に、但し日本を守る為に応戦した国が、攻撃され(
    される危険がある)場合は、攻撃できる。でもいいのかなとか、おもったりしましたが、それだけでは、済まされないんでしょうね。難しい…

  10. おはようございます。
    知らなくて分からなくて恥ずかしい、ではないのかな、知らない自分は(良い意味で)若い!みたいな感じなんでしょうかね。恥の感覚 概念が違うところにある…。
    何が 誰が どの世代が正しい訳ではないけれど、生意気ながら一事が万事だなぁと思うことがかなり多くて。
    勉強熱…素敵じゃないですか!

  11. おはようございます。
    知らなくて分からなくて恥ずかしい、ではないのかな、知らない自分は(良い意味で)若い!みたいな感じなんでしょうかね。恥の感覚 概念が違うところにある…。
    何が 誰が どの世代が正しい訳ではないけれど、生意気ながら一事が万事だなぁと思うことがかなり多くて。
    勉強熱…素敵じゃないですか!

  12. おはようございます。
    知らなくて分からなくて恥ずかしい、ではないのかな、知らない自分は(良い意味で)若い!みたいな感じなんでしょうかね。恥の感覚 概念が違うところにある…。
    何が 誰が どの世代が正しい訳ではないけれど、生意気ながら一事が万事だなぁと思うことがかなり多くて。
    勉強熱…素敵じゃないですか!

  13. >なんか、いまさらながら教育熱が湧いてきました。
    ごめんなさい。教育熱、でしたm(_ _)m

  14. >なんか、いまさらながら教育熱が湧いてきました。
    ごめんなさい。教育熱、でしたm(_ _)m

  15. >なんか、いまさらながら教育熱が湧いてきました。
    ごめんなさい。教育熱、でしたm(_ _)m

  16. >但し日本を守る為に応戦した国が、攻撃され(される危険がある)場合は、攻撃できる。でもいいのかなとか
    それが集団的自衛ですよね。
    米軍が攻撃されたら日本が援護する。
    アメリカからしたら、日本のために戦争に行って、軍事力が世界有数の日本が指を咥えてみていたら変な気分でしょう?
    でも、そもそもそういう風に指示したのがアメリカたちなのだけれどね。
    日本やドイツには将来も軍隊を持たせたくないと。

  17. >但し日本を守る為に応戦した国が、攻撃され(される危険がある)場合は、攻撃できる。でもいいのかなとか
    それが集団的自衛ですよね。
    米軍が攻撃されたら日本が援護する。
    アメリカからしたら、日本のために戦争に行って、軍事力が世界有数の日本が指を咥えてみていたら変な気分でしょう?
    でも、そもそもそういう風に指示したのがアメリカたちなのだけれどね。
    日本やドイツには将来も軍隊を持たせたくないと。

  18. >但し日本を守る為に応戦した国が、攻撃され(される危険がある)場合は、攻撃できる。でもいいのかなとか
    それが集団的自衛ですよね。
    米軍が攻撃されたら日本が援護する。
    アメリカからしたら、日本のために戦争に行って、軍事力が世界有数の日本が指を咥えてみていたら変な気分でしょう?
    でも、そもそもそういう風に指示したのがアメリカたちなのだけれどね。
    日本やドイツには将来も軍隊を持たせたくないと。

  19. >ごめんなさい。教育熱、でしたm(_ _)m
    先生方が歴史の「大枠」を教えないからこうなるというところもある。
    本当に大事な年号はまずこれこれの10個。
    次がこの20個。
    あとは勉強得意な人だけでいいよ、みたいにできないものか。

  20. >ごめんなさい。教育熱、でしたm(_ _)m
    先生方が歴史の「大枠」を教えないからこうなるというところもある。
    本当に大事な年号はまずこれこれの10個。
    次がこの20個。
    あとは勉強得意な人だけでいいよ、みたいにできないものか。

  21. >ごめんなさい。教育熱、でしたm(_ _)m
    先生方が歴史の「大枠」を教えないからこうなるというところもある。
    本当に大事な年号はまずこれこれの10個。
    次がこの20個。
    あとは勉強得意な人だけでいいよ、みたいにできないものか。

  22. 集団的自衛権は、自国が攻撃を受けていなくても自国と同盟を結んでいる国が攻撃を受けた場合に、同盟国と共に又は、同盟国に代わって反撃する権利を指すから、そうなると、個別自衛に比べ、攻撃する機会が増えてしまう。
    アメリカは、憲法改正は、もっと早期にあるだろうと思っていたので、想定外だったという話もあるみたいです。

  23. 集団的自衛権は、自国が攻撃を受けていなくても自国と同盟を結んでいる国が攻撃を受けた場合に、同盟国と共に又は、同盟国に代わって反撃する権利を指すから、そうなると、個別自衛に比べ、攻撃する機会が増えてしまう。
    アメリカは、憲法改正は、もっと早期にあるだろうと思っていたので、想定外だったという話もあるみたいです。

  24. 集団的自衛権は、自国が攻撃を受けていなくても自国と同盟を結んでいる国が攻撃を受けた場合に、同盟国と共に又は、同盟国に代わって反撃する権利を指すから、そうなると、個別自衛に比べ、攻撃する機会が増えてしまう。
    アメリカは、憲法改正は、もっと早期にあるだろうと思っていたので、想定外だったという話もあるみたいです。

  25. >先生方が~
    まず’歴史概要’から始める…にしても小学生の時、教室の壁の高い所に大まかな年表が貼られていたのを私 ぽけ~と見てました。(自然に頭に入りませんかね?今はないのかな?)
    今は情報 ツール 選択肢もたくさんあるのだから何だかもったいないな。終戦の年を知らなくても死にはしないけれど何かの入口にはなるように思うのですがね。

  26. >先生方が~
    まず’歴史概要’から始める…にしても小学生の時、教室の壁の高い所に大まかな年表が貼られていたのを私 ぽけ~と見てました。(自然に頭に入りませんかね?今はないのかな?)
    今は情報 ツール 選択肢もたくさんあるのだから何だかもったいないな。終戦の年を知らなくても死にはしないけれど何かの入口にはなるように思うのですがね。

  27. >先生方が~
    まず’歴史概要’から始める…にしても小学生の時、教室の壁の高い所に大まかな年表が貼られていたのを私 ぽけ~と見てました。(自然に頭に入りませんかね?今はないのかな?)
    今は情報 ツール 選択肢もたくさんあるのだから何だかもったいないな。終戦の年を知らなくても死にはしないけれど何かの入口にはなるように思うのですがね。

  28. 限定容認なので、個別自衛権に注釈付けるのと、つまり同じでした。すいませんm(_ _)m

  29. 限定容認なので、個別自衛権に注釈付けるのと、つまり同じでした。すいませんm(_ _)m

  30. 限定容認なので、個別自衛権に注釈付けるのと、つまり同じでした。すいませんm(_ _)m

  31. >アメリカは、憲法改正は、もっと早期にあるだろうと思っていたので、想定外だったという話もあるみたいです。
    第1者の位置にいると、戦争アレルギーとか色々あって改憲に反対者が多く・・・などと感じるが、第3者的に俯瞰してみれば、戦争をしないと言っていることで得るメリットがより多かった時期なので改憲しなかったということなのじゃないかな。
    それがいよいよそうでもなくなってきたと。

  32. >アメリカは、憲法改正は、もっと早期にあるだろうと思っていたので、想定外だったという話もあるみたいです。
    第1者の位置にいると、戦争アレルギーとか色々あって改憲に反対者が多く・・・などと感じるが、第3者的に俯瞰してみれば、戦争をしないと言っていることで得るメリットがより多かった時期なので改憲しなかったということなのじゃないかな。
    それがいよいよそうでもなくなってきたと。

  33. >アメリカは、憲法改正は、もっと早期にあるだろうと思っていたので、想定外だったという話もあるみたいです。
    第1者の位置にいると、戦争アレルギーとか色々あって改憲に反対者が多く・・・などと感じるが、第3者的に俯瞰してみれば、戦争をしないと言っていることで得るメリットがより多かった時期なので改憲しなかったということなのじゃないかな。
    それがいよいよそうでもなくなってきたと。

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